治療しないと危ない尿毒症という病気・・・早期発見と予防が何より重要です!

腎不全や糸球体腎炎などによって腎臓の機能が低下し、体外へ排出されるはずの毒素や老廃物が体の中に蓄積され、全身の臓器に深刻な影響を引き起こすのが尿毒症です。重篤化すると痙攣や昏睡などの神経症状があらわれるようになり、治療を急がないと命の危険をもたらす怖い病気です。

 

【症状】進行すると命の危険も

尿毒症は犬や猫にも見られる病気で、腎臓機能の低下のために血中の老廃物濃度が高くなり全身の臓器に障害が起こる病気です。尿毒症にかかると、元気がなく運動を嫌がるようになり、吐き気や食欲不振などの消化器症状のほか、口から尿のような独特のアンモニア臭がすることがあります。余分な水分がたまって四肢がむくみ、疲れやすさや歯茎が蒼白になるなどの貧血症状もあらわれます。症状が進むと老廃物が神経にも悪影響を及ぼし、痙攣や昏睡などの神経症状がみられるようになります。尿毒症は腎臓病の中でも末期にあらわれる症状で、治療せずに放置すると命に関わることになります。

 

【原因】腎不全から起こる尿毒症

尿毒症は腎不全の進行によって腎臓機能が低下することで、体の外に排出されるはずの老廃物が血中に蓄積されることが原因で起こります。腎臓機能が失われると、糸球体と呼ばれる血管網でのろ過がうまくいかずに毒素が体内に溜まってしまい、脳神経を含むすべての臓器に障害をもらたします。尿毒症は腎不全の末期症状であり、症状が出たときにはかなり状態が悪化しているといえます。

 

【治療】毒素を排出・除去するための治療

症状の軽減を目的とした対症療法が行われます。血液量を増やすために輸液や輸血を行い、排尿を促す利尿剤を投与し、腎臓が機能不全を起こしているのであれば人工透析を行う場合もあります。症状が比較的軽く嘔吐などがなければ、経口吸着剤を用いて腸管内の老廃物を吸着させ、便とともに排出させる方法もあります。いづれも体内に溜まった老廃物を除去・排出させるための治療で、必要に応じて食事療法が行われることもあります。

 

【予防】腎臓に負担をかけない飼育環境

予防としては、尿毒症になる前に腎不全の段階で早期発見することが大切です。さらに、腎臓は一度悪くなってしまうと再生しない臓器であると一般的にはいわれているので、日頃から腎臓に負担をかけないような飼育・管理に気を配ることも重要です。栄養バランスの取れたフードや新鮮な水を用意し、ペットがストレスをためないような環境を作ってあげましょう。

また、ふだんから尿の状態をチェックする習慣をつけ、もしも排尿量が減っていたり、尿が出ていないことに気づいたら、早めに病院で相談するようにしましょう。腎臓や尿路に問題が起きているのを放置すると、腎臓の組織に障害が出て尿毒症に進行する場合もありますので、早めに治療を受けることが肝心です。

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