ネフローゼ症候群は尿検査で早期発見!~症状や原因について~

腎臓に障害が起きたことによって、尿に蛋白質が出てしまう病態の総称をネフローゼ症候群といいます。尿中へのたんぱく尿の増加から、浮腫や腹水、高脂血症、高血圧などの症状があらわれますが、見た目ではなかなか気付きにくい病気でもあります。

 

【症状】病状の進行につれて現れる症状

ネフローゼ症候群の初期症状は、たんぱく尿がみられる程度でほとんど無症状です。症状が進行すると、低蛋白(低アルブミン)血症、高脂血症、高血圧症、高ナトリウム血症などが認められ、それにともない浮腫、腹水、下痢、嘔吐、食欲不振、元気の低下などの症状があわられます。また、免疫力が低下するために感染症にかかりやすくなり、さらに重篤化すると尿毒症や腎不全などに発展することもあります。

 

【原因】さまざまな病気が引き金に

ネフローゼ症候群は腎臓の病気の総称で、さまざまな疾患が原因となって引き起こされます。糸球体腎炎や急性腎炎などの腎臓病、糖尿病やアミロイドーシスという代謝異常による腎障害、白血病や腎細胞腫のような腫瘍疾患などのほかに、アレルギーなどの免疫疾患、腎臓に毒性のある薬物の摂取や、ウィルス感染など、原因となる病気はさまざまです。

 

【治療】まずは原因となっている疾患を治療する

ネフローゼ症候群の原因となっている疾患が明らかな場合は、その基礎疾患の治療を行います。それと同時に各症状を和らげるための対症療法も行っていきます。利尿剤を投与してむくみをとったり、ナトリウムやタンパクを制限した食事療法を施したり、血管拡張剤や抗炎症剤などを病態に合わせて使用します。またネフローゼ症候群では血栓塞栓症性疾患を発症することがあるので、運動制限や抗血栓剤の投与などの治療を行うこともあります。

 

【予防】尿検査のある定期検診を

ネフローゼ症候群はさまざまな病気が原因となって起こるので、一概に予防することは困難です。まずは基礎疾患の予防を意識して、定期的に健康診断を受けるようにしましょう。腎疾患を発見するためには尿検査が効果的ですので、尿検査を含めた定期検診が望ましいでしょう。症状がたんぱく尿だけの段階では発見しにくいネフローゼ症候群ですが、尿毒症などの重い症状を起こしてしまう前に定期的な検査で早めに気づいて治療を開始してあげたいものです。

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