猫よりも犬に多い!発症すると常に尿を漏らしてしまう?異所性尿管の原因とはいったい!?

異所性尿管(いしょせいにょうかん)とは、尿管が生まれつき膀胱に繋がっていない病気です。本来、尿管には腎臓で作られた尿を腎臓から膀胱まで運ぶ役割があります。しかし異所性尿管の場合、膀胱に尿管がつながっていない為、尿を膀胱にためることができません。その為、常に尿を漏らしている状態になります。比較的猫よりも犬に多い症状で、猫が異所性尿管を発症することは稀です。特にオスよりもメスに現れやすい病気となっています。

【症状】異所性尿管の症状

異所性尿管の症状は膀胱に尿を貯めることができず、常に尿を漏らしてしまうというものです。発症すると自分自身の意志による排尿のコントロールが難しくなり、排泄のタイミングがあわず失敗してしまうことがあります。また異所性尿管を発症後、陰部周囲の毛が常に尿で濡れてしまう為、陰部周辺の皮膚がただれて湿疹を起こすことがあります。酷い場合には、皮膚炎になってしまうこともあります。

【原因】異所性尿管の原因

異所性尿管は先天性が原因の病気です。通常尿管は腎臓で作られた尿を腎臓から膀胱まで運ぶ役割があり、左右の腎臓からそれぞれ膀胱につながっています。しかし異所性尿管の場合、このうちの片方または両方の尿管が先天的に膀胱以外の場所とつながっていることがあります。

異所性尿管は犬種によっても発症頻度はかなり異なります。主な好発犬種は『ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア』『ウェルッシュ・コーギー』『トイ・プードル』『ワイヤー・フォックス・テリア』『シベリアン・ハスキー』になります。

好発猫種は現在報告されておりません。

【治療】異所性尿管の治療法

異所性尿管の治療法は主に外科手術になります。手術方法は異所に開口してしまっている尿管を膀胱に開口させて本来ある位置に直すというものです。手術後ほとんどのペットは完治しますが、外科手術をしても、尿漏れ症状が完全に治らない場合があります。完全に治らない場合は内服薬を併用して使用することになります。また、異所性尿管に伴い細菌感染を発症している場合には抗生剤の投与も並行して行います。

【予防】異所性尿管の予防法

異所性尿管の予防法は常日頃から飼い主がご自宅で愛犬・愛猫の尿量、排尿回数、排尿行動等のチェックを行なうことです。早期発見、早期治療することで症状を緩和もしくは完治できる病気です。上記のような症状がみられた場合、早期に動物病院を受診し、獣医師の治療を受けましょう。

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