皮膚の病気!動物だけでなく人間にも発症する、天疱瘡ってなんだろう??

天疱瘡(てんぽうそう)とはアレルギー疾患の一種で、自己免疫性皮膚疾患とも呼ばれています。本来体を守るための免疫システムの異常によって起こる皮膚病です。天疱瘡にはいくつかの種類があり、それぞれ症状が異なります。

もともとは人間から発見された病気ですが、犬や猫でも発症することが分かり、人間と同様完治する事が難しいとされています。

【症状】天疱瘡の症状

犬の場合

天疱瘡は4種類あり落葉性、紅斑性、尋常性、増殖性があります。これらは発症する場所や発症しやすい犬種などで異なります。

その中でも犬の天疱瘡は落葉性が多いとされていて鼻や耳、目の周りや唇に症状が現れます。この症状を放置してしまうと、この症状をもつ約60%の犬が、全身に天疱瘡の症状を広げてしまいます。

尋常性の場合、口内や食道、肛門に潰瘍(かいよう)がみられ、増殖性の場合は水疱がイボのようなものに変化する症状が現れます。

猫の場合

猫の天疱瘡も落葉性が多いとされていて、発症する箇所としては鼻や耳、目の周りや頭部です。脱毛や紅斑、水疱や大きな瘡蓋等の症状がみられます。

尋常性の場合、目や口などに強い痛みを伴う水疱ができるのが特徴で、増殖性は脇や足に爛れ等の症状がみられます。

発症しやすい猫種は報告されていません。また症状が悪化した場合、死に至る危険性があります。

【原因】天疱瘡の原因

天疱瘡は免疫システムの異常によって起こります。この免疫システムの異常の原因は未だ明らかになっていませんが、紫外線やアレルギー、ウイルス感染などが引き金になると考えられています。

遺伝的な原因も考えられており、犬の場合、『秋田犬』 『チャウチャウ』 『ダックスフンド』 『ビアデッド・コリー』 『ドーベルマン』は落葉性の天疱瘡が発症しやすい犬種とされています。

その他『ラフ・コリー』 『ジャーマン・シェパード・ドッグ』 『ジェットランド・シープドッグ』が紅斑性の天疱瘡にかかりやすいとされていています。また、猫の場合は特に報告されていません。

【治療】天疱瘡の治療

天疱瘡の治療は主に炎症を抑えるための抗炎症剤や、免疫の異常を抑える免疫制御剤(ステロイド)の投薬治療になります。原因となっている紫外線を避けてあげることも大切です。

炎症を起こし傷ついてしまった皮膚を感染病から守るため、抗生物質を使用する場合もあります。また、この病気に一度感染した場合には長期にわたる治療が必要で、生涯治療を継続する場合もあります。

【予防】天疱瘡の予防

天疱瘡の詳しい原因は現在判明していないため、明確な予防法はありませんが、原因となっている紫外線を過度に浴びすぎないことが予防法の一つです。

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