疥癬ってどんな病気?やっかいな皮膚病はきちんと予防してあげたい!

ダニの一種であるヒゼンダニが寄生して起こる疥癬は、強いかゆみやひどいフケや脱毛を引き起こすとてもやっかいな皮膚病です。すでにダニに寄生されている動物と接触することで感染し、最近では減少してきましたが人にも感染して皮膚炎を起こすことがあります。

 

【症状】激しいかゆみをともなう皮膚炎

ヒゼンダニは顔、ひじ、脇、ひざ、腹部や耳など皮膚が柔らかく被毛が少ない部分に寄生し、発疹ができてひどいかゆみやフケ・かさぶたなどをともないます。かゆみのために掻きむしるので皮膚が傷ついて厚くなり、傷口から細菌に二次的に感染して化膿する場合もあります。皮膚病の中でもかゆみが強いため、ストレスから食欲不振・睡眠不足に陥り栄養状態が悪化するケースもあります。症状の程度は犬猫の体質によって個体差があり、かゆみをあまり気にしない場合もあれば、出血するほど掻きむしる場合もありさまざまです。

 

【原因】ヒゼンダニが寄生して発症する

ヒゼンダニは体長0.3mm程度のちいさなダニで、犬や猫に寄生して疥癬を引き起こします。すでに寄生している犬や猫と接触することで感染するケースがほとんどで、寄生すると角質層に穴を掘って入り込むため、それが強い刺激となってかゆみをともなう炎症を起こします。ヒゼンダニは感染力が強く、フェレット、ハムスター、ウサギ、それに人にも感染するため飼い主も要注意です。動物の体から離れても数時間から数日間生存することができるため、多頭飼いでのブラシや寝具などの道具の共用や、外出先でダニが飼い主の衣服に付着したことによる感染などにも注意しなければなりません。

 

【治療】疥癬の症状を治療するには

疥癬の治療では、殺ダニ効果のある内服薬の投与やスポット液など外用薬の塗布が行われます。炎症が激しかったり、細菌への二次感染で化膿している場合などにはかゆみ止めや抗生物質を使用することもあります。治療中は再発を防ぐために室内をよく清掃し、寝具類やブラシなど道具類を消毒します。また多頭飼いをしている場合には、他のペットへの感染を防ぐために隔離して接触させないようにしなければなりません。

 

【予防】感染している動物と接触しない

疥癬を予防するには、すでにヒゼンダニが寄生している動物との接触を避けなければなりません。ヒゼンダニは宿主から離れても数日間、環境によっては数週間生きることができるので、直接的な接触だけでなく道具類や寝具、タオルなどを介した間接的な接触にも気を付けなくてはなりません。ヒゼンダニによる疥癬は感染のスピードが早く、そのうえ炎症により一度皮膚が荒れてしまうとなかなか状態が改善しません。日ごろから飼育環境の衛生管理に気を配り、ダニ駆除薬を定期的に投与して愛犬・愛猫を疥癬から守ってあげましょう。

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