耳がギザギザに削れ落ちてしまう皮膚血管炎とは?

犬や猫がかかる病気は色々ありますが、その中でも様々な症状があらわれる病気の1つとなっているのが「皮膚血管炎」です。

 

皮膚血管炎は犬も猫もなる病気ですが、猫よりも犬に多くみられる病気で皮膚血管炎になってしまうと血管が炎症を起こして血流が悪化します。

その結果、血流が悪くなった部分に様々な症状があらわれます。

耳の耳介と呼ばれる場所に多くみられ、皮膚血管炎が酷い場合は耳介の縁が欠けてしまったようになってしまいます。

 

【症状】皮膚血管炎の症状

皮膚血管炎になってあらわれる症状は上記のように、耳の縁が欠けてしまう以外にも色々あります。

血行が悪化することで毛が抜け落ちてしまったり、血管が炎症することで皮膚が赤くなったり、内出血を起こして皮膚に紫色のような斑点があらわれたりします。

更に炎症が酷くなってしまうと、えぐられたような傷の潰瘍になってしまったり、壊死と呼ばれる細胞が死んでしまった状態になってしまいます。

これらの症状は耳に多くみられる症状ですが、症状があらわれるのは耳だけでなく足の先や鼻、尾の先などにもあらわれるので注意しておきましょう。

症状が軽いうちに治療を行った方が治療までにかかる時間も短くなるのでペットに異常が確認できた場合は、速やかに医療機関で診察を受けて治療を行いましょう。

【原因】皮膚血管炎の原因

皮膚血管炎の原因は特定されていません。

原因不明の病気ですが、原因の一つとして考えられているのが免疫機能によるものです。

免疫は体を病気から守る機能で、病気の原因となる抗原が体内に侵入してくると体を守る抗体が抗原と結びついて異物となります。

通常の場合、免疫機能によって発生した異物は体内から体外へ排泄物として排泄されるのですが、耳などの細い血管では異物が流れずに血管に溜まってしまう場合があります。

その結果、耳の細い血管では血栓と呼ばれる栓ができてしまって血液が流れなくなって、脱毛や耳介の脱落といった症状が発生します。

 

そのため、ワクチンの接種や病気の感染など様々な免疫機能が働くものが原因となってしまう可能性があります。

【治療】皮膚血管炎の治療

皮膚血管炎の治療法は対症療法となります。

血行が悪化することによって発症する病気なので、血行を促進するためにマッサージや薬を使って治療を行います。

また、他の病気が原因となっているような場合には、その病気の治療を行うことでも皮膚血管炎が改善されます。

ただし、病気を治療するための薬が原因となっている場合もあるので、同様の効果を持つ別の薬を使ったり薬の使用をやめて、別の方法で治療を行ったりします。

 

皮膚血管炎が進行して重度な場合は、炎症を抑える薬や免疫機能を抑える薬が使われます。血管の炎症を抑えながら免疫機能を抑制することで皮膚血管炎の原因となっている異物が作られるのを抑制して治療を行うという方法です。

しかしこの方法では、免疫機能が抑制されるので病気に対する抵抗力が弱まってしまうという事でもあるので、治療の際は注意が必要になります。

 

【予防】皮膚血管炎の予防

皮膚血管炎に予防法はありません。

明確にこれをすれば予防できるという方法がないため、皮膚血管炎かもしれないという症状がみられた場合は、速やかに病院での診察を受けて治療を行うことが大切です。

 

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