発症すると呼吸困難になる!横隔膜ヘルニアの症状・原因とは!?

横隔膜ヘルニアとは何らかの原因により体内にある横隔膜(おうかくまく)が破け、その裂け目から腹腔臓器が胸腔内に侵入してしまう症状です。横隔膜は肺や心臓のある胸腔(きょうくう)と胃腸にある腹腔(ふっくう)を分けている、筋肉によってできています。ヘルニアとは 体内中の膜が破けたり、穴が開いて、その裂け目から臓器等が外に飛び出してしまうことです。

【症状】横隔膜ヘルニアの症状

横隔膜ヘルニアの症状は臓器の状態により変化します。横隔膜の損傷が少ない場合は痛みがない為、はっきりした症状が現れず、無症状のケースがほとんどです。その為早期発見、早期治療が遅れると、危険な状態になります。横隔膜の損傷が激しい場合、激しい腹痛に悩まされたり、消化器管の損傷、肝臓が圧迫を受けると肝機能障害の症状が現れます。その後、症状が悪化すると日頃から嘔吐を繰り返すようになり、呼吸困難につながることもあります。

【原因】横隔膜ヘルニアの主な原因

横隔膜ヘルニアの原因は外傷性と先天性の非外傷性の2通りです。ほとんどの原因は外傷性で高いところから落ちてしまったり、強く転んでしまったり、暴行や交通事故などで強い衝撃を受けてしまったりしたことで、胸腔と腹腔を分けている横隔膜が損傷してしまう状況で発症します。先天性の場合、元々の横隔膜に奇形があり、横隔膜が融合していないことや欠損していることが原因で起こります。

【治療】横隔膜ヘルニアの治療法

横隔膜ヘルニアの治療法はいくつかあります。ショック症状やチアノーゼ症状、呼吸困難などが現れる重症の場合、外科手術が必要になります。手術内容は横隔膜の修復です。具体的には胸部内に侵入した腹腔臓器を元の状態に戻し、破れてしまった横隔膜を縫い合わせるというものです。しかし近年では、外傷性ヘルニア発症(事故直後)から24時間以内の手術は死亡率を高める可能性が高いという結果が出ているため、ペットの安定化が最優先になっています。また軽度の場合、経過観察になることが一般的で、特に手術等の大きな治療をしなくても、問題ないという愛犬・愛猫が多いです。

【予防】横隔膜ヘルニアの予防

横隔膜ヘルニアの殆どが外傷性の為、愛犬・愛猫が大きな事件・事故に巻き込まれなければ、発症することのない病気です。飼い主が普段からペットと過ごす時間を少しでも増やしてあげれば未然に防ぐことができるものです。もしペットが事件・事故に巻き込まれた場合、緊急を要する為、至急病院へ連れて行き、外科手術を行ないます。病院に向かう途中、体に負担をかけないようにすることが第一優先です。

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