犬や猫の前房出血はどんな病気?原因や対処法は?

愛犬や愛猫がかかる可能性がある目の病気のうち、主に外傷が引き金となって引き起こされるのが前房出血です。

角膜と虹彩の間にある前房という空間で出血が起き、黒目の下のほうに血が溜まったり黒目全体が赤くなっているように見えたりします。

出血が止まって血が固まると全体的に黒くなることもあり、視力に影響を与えます。

原因によっては失明の可能性もあるため、症状がみられた際は適切な対処を行わなくてはなりません。

【症状】前房出血の症状

前房出血の主な症状は、眼球が真っ赤に染まる、歩行が不安定になる、目を気にする仕草を見せるといったものです。

見た目は少々衝撃的ですが、前房出血自体が目に悪影響を与えることはほとんどありません。

しかし、慢性化すると眼圧の上昇がみられることがあるので、注意が必要です。

眼圧が高まった場合も失明の可能性が出てくるため、前房出血らしき症状がみられた際は速やかに動物病院へ連れていき、治療を受けましょう。

【原因】前房出血の原因

冒頭でも触れたように、前房出血は主に事故や外傷によって引き起こされます。

また、血管の先天的な異常や血管の弱化、血液凝固障害などが原因になっている場合もあります。

ブドウ膜炎や慢性緑内障、慢性網膜剥離など、ほかの目の症状が引き金になることもあるので十分注意しましょう。

このうち、緑内障が原因になっている場合は失明の危険性もあるので、速やかな対処が必要です。

【治療】前房出血の治療

出血量が少ない場合、そのまま放置しておくと血液が体内に吸収されます。

吸収されるまでにかかる時間は数日から1週間ほどですが、血液が固まってしまった場合は数ヶ月ほどかかるといわれています。

場合によっては、虹彩の癒着を防いだり、出血の吸収を促進したりするために点眼薬を用いることもあります。

ほかの目の病気が引き金になっている場合は、先にそれらの症状の治療を行います。

 

また、前房出血ではさまざまな検査も行われます。

血液検査が行われることが多く、必要に応じて眼圧検査や超音波検査も実施されることがあります。

これらの検査を行ったうえで適切な治療を行い、安静にして出血の悪化や再出血をしないようにします。

【予防】前房出血の予防

前房出血の原因のうち、もっとも多いのは事故や外傷です。

目を激しくぶつけないようにしたり、飛び出して事故に遭ったりしないよう注意しましょう。

生活空間の中に目を傷つけてしまいそうなものがある場合、それを取り除くのも有効です。

また、日頃から目の状態を確認し、何らかの異常がみられたらすぐに動物病院へ連れていきましょう。

原因の中には、その他の目の病気も含まれていますので、目の病気にかからないよう日頃から注意するのも大切です。

 

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