きちんと知って防いであげたいペットの熱中症~原因と対策とは?~

熱中症とは、体内の熱を外に逃すことができずに体が機能不全を起こした状態をいいます。暑い時期には人もペットも熱中症が心配になりますが、実は湿度が高くなる5月頃から注意が必要だといわれています。ほとんど汗をかかない動物は体温調節が難しいため、より気を付けて未然に防いであげたいものです。

 

【症状】熱中症の様々な症状

熱中症になると、初期の段階では口を開けてハァハァと浅く早い呼吸をし、ぐったりして大量のよだれを出すほか、嘔吐・下痢をしたり、一時的にふらついて倒れたり、目や口の中の粘膜が充血したりします。症状が進むと、痙攣や発作を起こしたり、呼びかけにあまり応じなくなったりします。血便や血尿など出血症状がみられ、心拍数の低下や呼吸不全などでショック症状を起こし、最悪の場合は命にかかわることもあります。

【原因】呼吸で体温調節する

犬や猫は自分の体を舐めたり、肉球の裏の汗腺から汗を出して体温を調節しますが、人間のように大量の汗をかくことはできません。そのため、体温調節を呼吸に頼らざるを得ず高温多湿の環境に弱いといえます。熱中症が真夏に限らず、梅雨が始まる5,6月から注意が必要なのはそのためです。蒸し暑い日、蒸し暑い時間帯に屋外へ連れ出したり、締め切った室内で留守番させることは、ペットを熱中症の危険にさらすことになります。

犬の中でも鼻の短い犬種は、構造上呼吸の効率が悪いため特に熱中症になりやすく注意が必要です。シーズーやパグ、フレンチブルドッグ、ペキニーズなどがこれにあたります。

サモエド、シベリアンハスキーなど北方が原産の犬たちも、厚い被毛を持っているために暑さが苦手です。また、肥満気味の犬は皮下脂肪のために体内に熱がこもりやすく、かつ心臓にも負担がかかるので、熱中症になりやすい傾向にあります。

 

【治療】体を冷やし水分補給を

熱中症の症状が見られたら、涼しい場所に移動させて一刻も早く体を冷やしてあげましょう。体温の下げすぎには注意して、39度位まで下がったらいったん下げるのをやめましょう。水が飲める状態であれば、たっぷり与えて水分補給させましょう。そして体を冷やすことに気を配りながら、早めに病院へ連れていくことが大切です。熱中症は状態が急変する場合もあり、体内の循環器や臓器がダメージを受けているケースもあるので、症状が落ち着いたとしても必ず病院で診察を受けるようにしましょう。

 

【予防】熱中症を防ぐためにしてあげられること

愛犬・愛猫の熱中症を防ぐには、以下のことに注意しましょう。

・室内で留守番させる場合は、窓を開けるなどして風通しを確保し、直射日光が当たらないようにカーテンを閉め、エアコンで室内温度が上がりすぎないようにします。水も十分に用意しましょう。

・炎天下での外出は避け、散歩に行く場合も朝か夕方に切り替えましょう。水分補給も忘れないようにします。

・日頃から肥満にならないよう注意して、体に負担をかけないようにします。

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