もしもフィラリア症に感染してしまったら?どんな治療をするの?

もしも愛犬がフィラリア症にかかってしまったら?

感染した場合の症状は寄生しているフィラリアの数によって異なり、また治療法も変わってきます。フィラリアの成虫は心臓や肺動脈に寄生するため、寄生されてしまうと完治は困難であるといわれています。では、実際にはどのような治療法が行われるのでしょうか?

 

疑わしい症状がみられたら検査を受ける

初期段階では無症状であることも多いですが、進行してくるとせきが出たり、散歩を嫌がって元気がなくなったりといった異変で気づくようになります。フィラリア症が疑われると、病院では一般的に血液検査をして血液中のミクロフィラリア(幼虫)や成虫が排泄したタンパク(抗原)を確認する方法がとられます。もし寄生が確認されたら、レントゲン撮影、心電図や超音波検査などを行って心臓や肺など寄生部位が損傷していないか状態を調べます。

 

どんな治療が行われるの?

フィラリア症の治療は、犬の年齢や寄生しているフィラリアの数の多さによって異なります。

(1)重症の場合は外科手術

心臓や肺動脈に寄生しているフィラリアを取り出す手術を行います。全身麻酔で行われるため犬の体には負担がかかり、高齢犬には不向きであるといえます。また、手術には高い技術力が必要で、熟練の獣医師に依頼することが望ましいでしょう。

(2)駆虫薬でフィラリアを駆除する

獣医師の指示のもと駆除薬を投与しながら、少しずつフィラリアの数を減らしていく方法があります。ただし、強めの駆除薬を用いてフィラリア成虫を駆除する方法は、毒性が強いため犬自身の中毒に注意しなければならないこと、またたくさんの死滅したフィラリアが肺動脈や心臓に詰まってしまうなど危険性もともないます。

(3)駆虫はせずに対症療法のみ行う

犬に体力がなかったり、持病がある、麻酔のリスクが高いなどの理由で手術や駆虫薬での治療が困難な場合は、症状に対する対症療法を中心に行っていきます。対症療法では、貧血対策や、腹水や胸水を排泄するために利尿剤を投与する、呼吸を助ける気管支拡張剤を投与する、などの治療が行われます。治療しながら5~6年といわれるフィラリアの寿命を待つことになりますが、症状は徐々に進行していき、いずれは末期症状があらわれます。

 

フィラリア症にかからないために

フィラリアに感染してしまうと、どんな治療法を選んだとしても犬は体にダメージを受けたまま生活することになります。肺や心臓はもとのような状態には戻れず、激しい運動などは控えて生涯安静に暮らしていかなければなりません。また血流が悪くなるため、他の臓器の機能にも影響が出る可能性が高くなります。フィラリア症に対する最善策は、なによりも予防を徹底して寄生させないことにかわりはありません。

 

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