フィラリアって人間にも感染するの? 

フィラリア症はフィラリアという寄生虫によって起こる感染症で、放置すれば命にもかかわる重大な病気です。犬に多いことで知られていますが、では人間にも感染するのでしょうか?そして犬と同様、重症化すると死に至る病気なのでしょうか?愛犬とともに飼い主さんの健康を守るためにも、フィラリアの人への影響は知っておきたいですね。

 

フィラリアは人にも感染するの?

もともとフィラリアは犬を最終宿主としている寄生虫です。しかし、媒体である蚊に刺されることで人間も感染するリスクがないわけではありません。日本国内でも実際に人が感染した事例が確認されています。

しかし、人間はフィラリアに対する感受性が弱く、もともと持っている免疫によってフィラリアの幼虫を攻撃するため、成長過程でほとんどが死んでしまいます。

 

フィラリアの人への感染ルートとは?症状は?

犬への感染と同じく、感染幼虫を保有している蚊に吸血される際に感染します。成虫になることは少ないですが、ごくまれに成長して肺動脈の塞栓や皮下、腹腔に腫瘤を形成することがあるとされています。そのほか、せきや血痰、胸の痛み、呼吸困難などを引き起こすことがあるとされていますが、無症状であることが多いようです。定期検診などで肺のレントゲン検査を受けた際に肺がんや肺結核などが疑われ、腫瘍を切除して調べたところじつはフィラリアの結節だったということが判明することが多いです。

感染している犬と接触することで感染するのではないかと心配になることもあるかもしれませんが、犬から人間へ移ることはないため誤解のないようにしましょう。しかし蚊を媒体として感染することからも、飼っている犬のフィラリア予防を徹底することが飼い主の予防にもつながるといえるでしょう。

 

フィラリアにもさまざまな種類がある

犬や猫に寄生するフィラリアは、正式名称を犬糸状虫といいます。そのほかにもフィラリアには仲間がおり、そのひとつであるバンクロフト糸状虫は人間のみに寄生する少宿主性のフィラリアです。

バンクロフト糸状虫の寄生個所はリンパ系で、症状が進行すると最終的はリンパ管の破壊にまで至ります。体内のフィラリアが死滅した後でも後遺症として残ることになり、抹消組織の循環を阻害します。このために生殖器の浮腫、リンパ浮腫、足の皮膚が硬く厚くなる象皮症を引き起こすとされています。

この寄生虫はアフリカ大陸、アラビア半島南部、インド大陸、東南アジアや東アジアの沿岸、オセアニア、中南米といった熱帯・亜熱帯の地域を中心に広く分布しています。これらの地域へ渡航する場合は、肌を露出しない、防蚊剤を塗布するなど、蚊に刺されないよう対策を行うことが重要です。もし万が一感染してしまったら、駆虫薬を投与して治療を行います。また、リンパ浮腫や象皮症を悪化させないために患部を衛生的に保ち、運動によってリンパの流れを改善する治療が行われます。

 

人間が感染しないためにもまずは犬のフィラリア予防を徹底しましょう!

犬にとって重大な病気であるフィラリア症は、適切な時期を守って予防薬を投与することで防ぐことが可能です。予防薬は錠剤、チュアブルタイプ、スポットタイプ、注射と多様なので、犬の特性やライフスタイルに合わせて選ぶことができます。フィラリア症は犬から人へ直接感染しないものの、蚊を媒体にして感染してしまう可能性もゼロではありません。まずは愛犬のフィラリア予防を徹底することが、飼い主や家族の健康を守ることにつながります。

 

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