一生治らないことも?顔面神経麻痺症!早期発見が大切!

顔面神経麻痺症とは顔の神経が麻痺する病気で犬、猫、そして人間にも発症する病気です。発症する犬の75%、猫の25%は原因は明らかになっていません。また突発性の顔面神経麻痺は顔の片側に発症することが多く、主に中高齢の犬・猫によくみられます。通常は6ヶ月ほどの治療で症状が回復しますが、場合によっては一生麻痺が残ることもあります。

【症状】顔面神経麻痺症の症状

顔面神経麻痺によって引き起こされる主な症状は、唇が垂れ下がる、食事をこぼす、瞼の腫れ、瞬きができない、耳や唇を動かせない等で、涙が出ずドライアイや乾性角結膜炎を発症することもあります。

これらの症状は顔の片側に起こることが多く、片側の唇だけが垂れ下がる症状がみられることもあります。

【原因】基礎疾患と突発性

顔面神経麻痺症は突発性の原因と、基礎疾患による原因によって引き起こされます。この病気を発症する犬の75%が突発性による発症といわれており、この原因は現在明らかになっていません。この病気を発症する猫の25%についても原因は明らかになっていません。

突発性以外の原因として基礎疾患が挙げられます。主に内耳炎、中耳炎、外耳炎、感染症、腫瘍、外傷、脳炎、脳腫瘍、甲状腺機能低下症などがある場合、顔面神経麻痺症の原因になります。

顔面神経麻痺症が発症しやすい犬種として『コッカー・スパニエル』 『ウエルシュ・コーギー』 『ボクサー』 『イングリッシュ・セター』などが報告されています。なお、発症しやすい猫種については報告されていません。

【治療】場合によっては手術も

顔面神経麻痺症の治療法は基礎疾患などそれぞれの症状や原因にあわせた治療を施す必要があり、内耳炎などの症状がある場合は、手術により内耳の中を洗浄することもあります。

初期段階の突発性顔面神経麻痺症にはステロイドの投薬が効果的です。また、基本的にはビタミンBの投薬により神経の活性化を図るのが一般的ですが、その他、顔の筋肉のマッサージや針治療などを施す場合もあります。

顔面神経麻痺症は一生治らないこともあれば、2~6週間ほどで自然回復することもあり、長くても6ヶ月で60%前後の犬・猫が自然に回復することが報告されています。

【予防】顔面神経麻痺症の予防法

顔面神経麻痺症の予防法として、基礎疾患の早期治療が大切になります。また、顔面神経麻痺症に関しても早期発見、早期治療が大切となっており、飼い主がペットの異変に気づいてあげることが必要です。

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