犬も人も感染するからしっかり予防したい!レプトスピラ症とは?

レプトスピラ症という病気をご存知ですか?聞きなれない病気ですが、ネズミを介して犬も人も感染のおそれのある人畜共通感染症です。ネズミの尿の中に存在するレプトスピラという細菌によって感染しますが、必ずしも症状が出るわけではありません。しかし、重症化した場合には命にかかわる場合もあるので注意が必要です。

 

【症状】症状があらわれないことも多い

レプトスピラ属の細菌にはたくさんの種類があり、感染する原因菌によって症状が異なります。

(1)不顕性型

最も多くみられるタイプで、特に症状があらわれないまま自然治癒します。しかし回復後もしばらくは尿とともに菌を排出しているので、感染源となってほかの動物へと感染を広げてしまいます。

(2)出血型

出血型は腎炎や出血性胃腸炎、潰瘍性口内炎を引き起こし、40度以上の高熱が出て、食欲不振、結膜の充血、嘔吐、血便などの症状があらわれます。末期には脱水や尿毒症を起こして死亡に至る確率が高いです。

(3)黄疸型

黄疸型は肝臓が侵され、黄疸症状、発熱、嘔吐、下痢、ふるえや痙攣、口内の出血などの症状があわられます。出血型よりも症状が重いことが多く、発症初期から黄疸と出血の症状、尿毒症の症状が見られます。急性の場合は数時間から数日で死亡してしまうこともあります。

 

【原因】ネズミを介してレプトスピラ菌に感染する

レプトスピラ症のもっとも代表的な感染源はネズミです。ネズミはレプトスピラ菌に感染しても発症しませんが、感染している間ずっと尿と一緒に菌を排出し続け、他の動物や人への感染源となります。ネズミの尿や、それに汚染された水、土壌などに接触することで、口の粘膜や皮膚の傷を通して感染してしまいます。ネズミ以外では、レプトスピラ症に感染している犬との交尾などによっても感染することがあります。

 

【治療】抗菌剤の投与が有効

病原菌を抑えるために、抗菌剤を投与する内科的治療が行われます。脱水症状や尿毒症の症状がある場合には、点滴をして体力の回復をはかり、急性腎不全や肝障害がみられる場合にはそれらの症状に対する対症療法も同時に行われます。

 

【予防】ワクチン接種で予防が可能

レプトスピラ症の予防にはワクチン接種が有効です。ネズミの多い地域に住んでいたり、屋外での活動が多いなど感染のリスクが高い場合には、定期的にワクチン接種を受けて予防しましょう。また必要があればネズミ駆除を行い、ドブなどの不衛生な場所には近づかないようにしましょう。

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