土壌の中に存在する菌によって発症する破傷風とは??

破傷風とは、破傷風菌が原因となって引き起こされる極めて危険な感染症です。破傷菌は土壌の中に存在しており、傷口などから体内に侵入します。この場合菌が毒素を産出し、頭の側面にある筋肉のけいれんから症状が始まります。日本では破傷風に感染してから7日以内に病院に行くことが義務付けられています。破傷風は犬だけの病気ではなく人獣共通感染症といい、人間にも感染します。

【症状】破傷風の症状

破傷風の潜伏期間は一週間前後です。破傷風を発症すると、菌が毒素を産出し頭の側面にある筋肉のけいれんから症状が始まります。口が開けられなくなり、まぶたが引きつることが原因で、破傷風で特徴的な目や口が独特な表情をすることもあります。またよだれを垂らしたり、瞳孔が縮小したままになる、食べ物が飲み込みにくくなる、瞬膜の突出、耳が立ちっぱなしになるなどの様々な症状が見られます。進行すると四肢の強直やけいれんが起こったり、呼吸困難が発症すると、5日以内に死んでしまうと言う大変重い病気です。

【原因】破傷風の原因

破傷風が起こる原因として、土壌中に存在する破傷風菌に、散歩中など犬の体表が土に触れたときに傷口から侵入することが原因です。傷口は骨折部や裂傷など大きなものから、擦り傷ややけどなど小さなものまで様々です。破傷風菌が土壌に含まれているのは、破傷風菌は空気があると生きられない偏性嫌気性菌のため、芽胞と呼ばれる環境の変化に強く耐久性の高い殻のようなものに包まれているからです。また、破傷風に感染した犬に咬まれることでも発症します。狂犬病などもそうですが、菌を持っている犬に嚙まれることは大変危険です。

【治療】破傷風の治療

破傷風に感染したら、傷口と全身にペニシリンを投与し、抗毒素性血清を投与します。人間において外傷後に用いられる破傷風トキソイドは、犬や猫においては推奨されていません。他には、症状の軽減を目的とした治療が行われます。栄養剤を投与して食事の代わりとしたり、強直や痙攣を緩和するため、鎮静薬が用いられたりします。症状が落ち着いても、辛い状況が続きますので安静にして、要経過観察となります。呼吸困難の症状がみられたら、呼吸困難などがあれば、酸素吸入も行われます。致死率が高い、発症から5日前後を乗り切れるかどうかが、破傷風が完治できるか否かのボーダーラインです。

【予防】破傷風の予防

発症風はワクチンなどによって予防することが可能です。なので、できる限りワクチンを接種するようにしましょう。また、発症に気づいた場合すぐに適切な処置を受ければ命に関わることはありませんので、早期発見、早期治療を心がけましょう。

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