【寄生虫】人間にも感染?!犬回虫症に感染するとどうなるの?

犬回虫症は、犬回虫という寄生虫によって主に下痢などの症状が引き起こされる病気です。別名「トキソカラ症」とも呼ばれ、生後6か月未満の子犬の中でしか成虫に成長しないという特徴を持っています。成犬に対しては無害なのとは対照的に、子犬には大きな障害をもたらし時に死に至らしめることもあります。また、回虫の卵がいる土壌や感染している生肉などを通じて、まれに人間にも感染します。

 

【症状】子犬は命の危険も

特に子犬が感染すると、下痢や嘔吐のほかに、お腹が腫れる、発育不良になるなどの症状が現れます。ぐったりしたり、体重が減ったり、貧血になったりするほか、症状がひどくなると回虫が詰まって腸閉塞を起こしたり、命にかかわるケースもあります。一方で成犬が感染した場合は、下痢の症状が出ることもありますがたいていは無症状です。

 

【原因】二つの感染経路

犬回虫症に感染する原因は、以下の二つのパターンがあげられます。

(1)経口感染

犬回虫の卵に汚染された土壌や糞が口に入って感染してしまう経口感染が多いとされています。また、犬回虫に寄生されたネズミなどの小動物を食べてしまうことでも感染します。

(2)母子感染

犬回虫が母犬に寄生していると、妊娠中に胎盤から子犬へと感染したり、出産後に母乳や排せつ物を通して感染してしまいます。

 

【治療】駆虫薬投与後にも検査が必要

寄生虫による感染が疑われたら、血液検査やX線検査、糞便検査などで調べます。犬回虫症が認められた場合、駆虫薬を投与して治療を行います。一度の投与ではすべての犬回虫を駆除できないので、定期的に検査して必要ならば再投与します。下痢の症状があるときには、下痢を緩和する薬を使用します。寄生虫による肺炎を併発している場合には、炎症を抑えるための対症療法が行われます。

 

【予防】清潔を心がける

経口感染を防ぐために、愛犬の身の回りの清潔に気を配りましょう。外出した際には、他の犬の排せつ物などに近寄らせないようにしましょう。また、愛犬の排せつ物は必ず回収して、地域の生活環境を汚さない配慮も大切です。もしもメス犬に出産させる計画があれば、犬回虫に寄生されていないか事前に確認しましょう。

犬回虫は、まれに人間にも感染することがあります。外出から帰ったら必ず手洗いする、生肉はしっかり火を通して調理することなどを実践すれば、感染を防ぐことができます。

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