雄にしか起こらない?血友病って?

血友病とは犬・猫に見られる血液凝固異常症のひとつで、先天的な病気です。この病気は2種類あり、血友病Aと血友病Bがあります。いずれも遺伝性の病気で、生まれつきタンパク質の一部が欠損して起きる病気です。

血友病はほとんどの場合、犬も猫も雄だけがかかることがが知られていて、雌犬、雌猫がこの病気にかかることはほとんどありません。

【症状】血が止まらない

血友病の症状はまず犬・猫ともに怪我などにより出血してしまった際、血が止まらなくなります。また他の症状として、筋肉や関節の出血により体内に血が溜まり、歩行障害が見られます。

血友病は血が止まらなくなってしまうのため、万が一怪我などにより出血してしまった場合は出血多量で死に至ることもあります。

血友病になりやすいといわれる犬種は、ジャーマンシェパードやミニチュアプードルですが、雑種を含めたその他犬種に発症したという報告もあります。

また猫の場合は、頭蓋骨内で出血がおきる場合もあり、出血塊により脳が圧迫されて、体が麻痺したり後遺症が残ってしまったり、症状がひどい場合死に至ります。

【原因】遺伝が原因

この病気の主な原因は血液を固めるタンパク質の一部が欠損していることです。そのため血が止まりにくい症状が現れます。

血友病は多くの場合雄にのみ症状が現れます。動物の性別は性染色体の組み合わせによって決まります。XYが雄、XXが雌です。雄の場合X染色体の異常によって血友病を発症してしまうのですが、雌の場合Xが二つあるので片方のXに異常を持っていても、もう一方は異常を持っていないため発症をしません。

先天性疾患の為、遺伝子キャリアを持つ雌犬・雌猫が出産した場合、次の世代へ発症の原因になります。

【治療】明らかになっていない治療法

現在血友病の根本的な治療法はありませんが、万が一出血してしまった場合は、止血のため直ちに病院へ行きましょう。

主な処置としては止血に加え、輸血を施します。人間の血液はA型、B型、O型、AB型の4種類ですが、犬の場合は9種類、猫は3種類の血液を持っているため、かかりつけの獣医師の元で前もって血液検査をしておくとことが必要です。処置が早く済みます。

【予防】日常生活での怪我に注意

血友病は先天性の病気のため、予防法としては、X性染色体に異常のある犬・猫、特に血友病にかかりやすい犬種、猫種の交配は注意して行い、次の世代へ繋げないようにしましょう。

既に血友病にかかってしまっている犬・猫は日常生活から関節などへ負担がかかってしまうため激しい運動は避けるようにし、また怪我にも十分気をつけるようにしましょう。

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