重度の貧血は死に至る?体に酸素が送られなくなってしまう溶血性貧血とは??

溶血性貧血とは、血液中の赤血球が破壊されることにより、全身へ酸素が行き渡らなくなってしまう状態です。溶血とは、血液中の赤血球を破壊することを指します。赤血球は肺から得た酸素を取り込み、酸素を体の隅々の細胞へ運び、供給する役割を担っています。そのため、溶血が起こると赤血球の酸素運搬能力が低下し、全身が酸欠状態に陥ってしまい命を落とす危険にさらされます。

【症状】溶血性貧血の症状

溶血性貧血を引き起こすと、ぐったりする、運動を嫌がる、疲れやすいなどの症状がでます。また食欲の低下や嘔吐、白目や耳の中などが黄色く見える黄疸、肝臓や脾臓(ひぞう)が腫れたり、口内粘膜が蒼白になる、浅くて速い呼吸など呼吸困難もみられます。この場合口の周りが青紫になるチアノーゼや、尿の色が赤茶けて見えるといった症状が出てきます。

【原因】溶血性貧血の原因

原因は遺伝的要因や、細菌感染や何らかの毒素、血漿浸透圧の低下など原因はいろいろあり、免疫機能が原因で引き起こされた場合は急に発症することもあります。先天性の場合、好発しやすい犬種は『オールドイングリッシュシープドッグ』、『アメリカンコッカースパニエル』、『イングリッシュコッカースパニエル』、『プードル』、『アイリッシュセッター』、『コリー』などです。また、溶血が循環血液中に極端な力を生じさせたり乱流させることにより引き起こされます。後天性の場合、後天性の要因の中には通常は体内に侵入するウィルスや、細菌を外敵として攻撃する免疫システムが、何らかの原因で自分の赤血球を攻撃し破壊してしまうことが原因で発症しこれは、自己免疫性溶血性貧血とも呼ばれます。

【治療】溶血性貧血の治療

貧血が改善されるまでの1~2週間内科治療を施します。安静にしておくことが重要です。貧血症状が重い場合は輸血が行われることもあります。しかし人間の場合と違い、輸血用の血液がすぐに見つかるわけではないため、見送られることがあります。内科治療を一ヵ月以上続けても治らない場合は、外科手術を行います。外科的に脾臓を摘出することで赤血球の破壊を脾臓や肝臓で行われないようにします。

【予防】溶血性貧血の予防

溶血性貧血は原因不明で起こることが多く、原因不明の場合は自己免疫性が原因と考えます。そして急に発症したりするため予防が困難な病気です。発症から2~3週間放置すると命を落としてしまうので、なるべく早期発見できるようにしましょう。

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