発症すると膣炎や子宮内膜炎を併発する!膣過形成(膣脱)の原因とはいったい??

膣過形成(ちつかけいせい)とは、成長とともに膣が大きく肥大し、体外に飛び出してしまうという病気です。膣過形成を発症すると、細菌感染、ウイルス感染しやすくなり膣炎や子宮内膜炎を併発する恐れがあります。別名膣脱(ちだつ)とも呼ばれます。犬に発症する病気で、猫に発症することは稀です。

【症状】膣過形成の主な症状

膣過形成を発症すると、膣が大きく肥大し、体外に飛び出してしまいます。また、『陰部を気にするようになった』、『おしっこが出ない』等の症状が現れます。症状が進行すると『陰部をしきりにかいたり、舐めたりする』、『膣内からの突出』、が現れるようになる為、膣が細菌感染、ウイルス感染しやすくなります。その結果、膣炎や子宮内膜炎を併発する恐れがあります。

【原因】膣過形成の主な原因

膣過形成は、発情前期から発情期にかけて、また出産期に発症することも少なからずあります。その原因は発情前期から発情期にかけて体内のエストロゲン(女性ホルモン)バランスが崩れるため、膣の内壁を異常に分厚くしてしまうからです。その結果、膣過形成が発生します。現在、好発犬種が報告されているため、遺伝性に何らかの原因があると考えられています。代表的な好発犬種は『パグ』、『ブルドッグ』、『ブル・テリア』、『ボクサー』、『マスティフ』、『セントバーナード』、『ジャーマン・シェパード』、『ラブラドール・レトリバー』、『チェサピークベイ・レトリバー』、『ジャーマン・シェパード』、『エアデール・テリア』になります。

【治療】膣過形成の治療法

膣過形成の治療法は外科手術と保存治療になります。外科手術の方法は、卵巣と子宮を取り除いてしまうというものです。卵巣はエストロゲン(女性ホルモン)という物質を分泌しています。その為、エストロゲンを減らすことが出来れば、自然に膣の肥大化を抑えることができます。

保存治療の場合、膣過形成部分が膣炎や子宮内膜炎を発症しないように無菌潤滑剤で濡らして清潔に保ち、愛犬が陰部をかいたり、舐めたりしないように、オムツや特殊素材のパンツ等を装着させます。しかし、高い確率で次回の発情時期に再発する可能性がある為、注意が必要です。発情期が終われば、自然と腫れがひいていくので、しばらくの間経過観察になります。

【予防】膣過形成の予防法

遺伝的に膣過形成を発症する可能性があるならば、事前に避妊手術をしておくことをお勧めします。愛犬がすでに膣過形成を発症している場合、いち早く動物病院で診察し、獣医師の治療を受けましょう。

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