ペットを飼っているなら気をつけたい異物誤飲!もしもの時のための対処法と予防法

異物誤飲とは、ペットが飲み込んではいけないものを飲み込んでしまうことをいいます。体に害がなく消化できるものなら大丈夫ですが、飲み込んだものによっては命にかかわる場合もあります。何でも口に入れてしまう子犬や好奇心旺盛な犬は、誤飲を繰り返してしまうのでとくに対策が必要です。いざという時のために、ペットの異物誤飲の対処法を知っておきましょう。

 

【症状】異物誤飲ではどんな症状がでるのか?

異物を誤飲した時の症状は、ものが詰まる場所によって異なります。また、すぐに症状が出ずに時間が経ってから症状があらわれることもあるので注意が必要です。主な症状は、ぐったりする、食欲不振、呼吸困難、チアノーゼ(舌・口の中・歯茎などが青紫色になる)、えずく、何も食べていないのに口をパクパクする、けいれん、嘔吐、昏睡、よだれをたらすなど、多岐にわたります。

また直接的な症状のほかに、異物誤飲によって引き起こされる病気もあります。異物により腸が詰まってしまう腸閉塞や、胃の粘膜に炎症が起こる胃炎、気管や気管支が圧迫されることで発症する気管支狭窄です。これらの病気は重症化したり命の危険にかかわることもあるので、誤飲を発見したらすみやかに受診することが大切です。

 

【原因】誤飲すると危険なものとは

犬などはとにかくいろいろな物を興味本位で口に入れてしまいます。とくに1歳未満の子犬に多くみられ、無理やり取り上げようとすると慌てて飲み込んでしまうこともあります。おもちゃなどほか、ボタン電池などのアルカリ電池を飲み込んだ場合は体内の組織が破壊されショック症状から死に至ることもあり大変危険です。また、タバコや人間の薬、洗剤、殺虫剤などの化学薬品は、誤飲すると中毒症状を引き起こします。

これらのほかに、知っておきたいのが犬などのペットにとって有害となる食べ物です。人間が食べているものでも、犬や猫が口にすると中毒症状を起こすものがあります。タマネギなどのネギ類は赤血球を壊して貧血を引き起こすため、ネギ類を含んでいる料理を舐めさせることも危険です。チョコレート、にんにく、ニラ、らっきょう、ぶどう、レーズン、アボガド、アルコール類などは犬や猫の体には害になるので与えないようにしましょう。

 

【治療】すみやかに病院で受診すること

ペットが異物を飲み込んだことがわかったら、まずは気道を確保します。異物が気道に詰まっていないことを確認したら、早急に病院へ連れていきましょう。異物によっては飼い主が対処することが危険な場合もあるので、受診して何を飲み込んでしまったのか落ち着いて獣医師に伝えます。

異物誤飲の治療では、吐き出すときに食道を傷つけないものであれば薬を投与して吐き出させる方法があります。異物を吐き出さず、なおかつ自然に排出される可能性の低いものであれば、内視鏡と鉗子(医療用マジックハンド)で体内から取り出します。しかし、症状が重く緊急性がある場合や異物が大きい場合は開腹手術が必要になることもあります。毒性のものを誤飲してしまったケースでは、鼻や口からチューブを差し込んで生理食塩水を流し込み、胃の洗浄を行う方法もあります。

 

【予防】飲み込みそうなものを放置しない

異物誤飲を防ぐためには、なによりもペットが口にしそうなものを放置しないことが大切です。もしも異物を口にしているのを発見したら、まずは口から出させるようにしましょう。無理に取り上げようとするよりも、他のことに興味をそらせてから取り上げるとうまくいくことがあります。犬の場合は、指示によって口の中のものを出すしつけをしておくと安心です。また、野外での拾い食いにも注意が必要です。散歩中などに拾い食いをするようなしぐさを見せたら、リードを引っ張り食べてはいけないとしつけましょう。与えるおもちゃも、小さすぎるものや古くなったものは飲み込みやすいので避けたほうがよいでしょう。

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