重度の場合失明する??遺伝が原因になるコリー眼異常とは?

コリー眼異常(CEA)とは、コリーとシェットランドシープドッグに起こりやすい眼の遺伝病です。軽度の場合、症状に気づくことが難しいですが、重度の場合、強網、網膜剥離、眼内出血をおこし失明する可能性が高くなります。脈絡膜の局所的な発育不全や網膜内の過剰な血管新生などを特徴とする先天的な眼疾患です。

 

【症状】コリー眼異常の症状

症状には、個体差があるため、見た目には全く気づかない軽度の症状のものから、失明に至る重度のものまであります。軽度の症状は、網膜血管の蛇行、網膜脈絡膜形成不全などがあります。軽度の場合、見つけるのは難しいです。重度の場合、生後間もない状態であっても強網、網膜剥離、眼内出血をおこし、物にぶつかる、歩きたがらないなどの視力障害が出てきます。多くが若年期に発症・進行し、1歳以降に発症するものは、非進行性と言われることが多いです。

【原因】コリー眼異常の原因

常染色体劣性遺伝が原因といわれる、代表的な犬の遺伝的眼疾患の一つです。症状の軽い犬を交配に使用しても、正常の子孫が産まれる可能性は低いです。一臨床症状がみられれば、その犬はCEAの遺伝子を持っています。両親が正常であっても潜在的に遺伝子を持っていると、子に発症することがあります。
同胎兄弟姉妹に発症した犬がいる場合、その犬自身が発症していなくても、75%の確率でキャリアであるといわれています。具体的な発症率は、ボーダーコリーでは10%未満の発生率です。ラフコリーとスムースコリーでは50~90%の発生率と報告されています。クイーンズランドのある調査ではシェットランドシープドッグにおける発生率は約74%であるとしています。同様に他のオーストラリアの地域でのCEAは高い発生率を示しています。

【治療】コリー眼異常の治療

遺伝が原因のため、治療法がありません。遺伝性の病気のため、生後5~7週目位までに病院で検査をしましょう。症状の軽い犬やキャリアーの犬も繁殖には用いない、ということなので、根絶していく他はありません。異常の検査は眼底検査を行います。

【予防】コリー眼異常の予防

一番の予防法は、なりやすい犬種同士の交配を防ぐことが重要です。具体的な犬種は、『ラフ』、『スムースコリー』、『シェトランドシープドッグ』、『オーストラリアンシェパード』およびボーダーコリーなどです。また、淡色の、『オーストラリアンシェパード』同士の交配はほぼ確実に眼の異常や難聴を持った子犬が生まれるため、その組み合わせのブリードはしてはいけないとされています。

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