産後の授乳期にかかりやすい乳腺炎ってどんな病気?どんな症状が出るの?

乳腺炎は、乳腺と呼ばれる腺組織に何らかの原因によって炎症が生じる病気です。多くは産後、授乳中の母犬・母猫に見られますが、授乳をしなくなった後にも発症することがあります。乳腺炎にかかると、乳腺が熱をもって腫れたり、血や黄色い乳汁が分泌される症状があらわれ、痛みからイライラしたり触られるのを嫌がるようになります。

 

【症状】痛みと熱をともなう乳腺の腫れ

乳腺炎は特に産後の母犬・母猫によく見られ、乳汁を生産する乳腺に炎症が生じた状態をいいます。乳腺が熱をもったり、腫れたりして、黄色い乳汁が出るといった症状が見られます。また、痛みをともなうため触られるのを嫌がったり、イライラした様子をみせることもあります。症状が重くなると、全身の発熱や食欲不振、元気がなくなるなどの症状を示すようになります。

 

【原因】外傷からの細菌感染や乳汁のうっ滞が原因

授乳時に子犬や子猫の歯や爪によってできた外傷や、飼育環境の不衛生から、乳頭口に細菌が侵入して炎症を起こすことがあります。また、生まれた子供が少なかったり、手元から離されて急に離乳したりすると乳汁の分泌が過剰になり、うっ滞性の乳腺炎(母乳が正常に流れず乳腺内に滞留した状態)になる場合があります。

 

【治療】乳腺の炎症を抑える治療

細菌に感染している場合には、抗生物質や抗炎症剤を投与して炎症を抑えます。細菌に感染していない場合には、消炎剤やホルモン剤で治療します。熱を持っていたり腫れがひどい時には、冷湿布などで患部を冷やして血液の流入量を減らし、炎症が収まるようはたらきかけます。また授乳中に乳腺炎の症状が出た場合は、子犬や子猫が細菌感染するおそれがあるので授乳を中止します。

 

【予防】授乳期の様子を観察する

予防のためには授乳中の母子をよく観察することが大切です。乳腺付近に傷口がないか、子供がよく母乳を飲んでいるかチェックしましょう。また、細菌感染を防ぐために飼育環境の衛生管理に気を配り、授乳期には母親から子供を引き離さず、早期の離乳をできるだけ避けるようにしましょう。妊娠していないのに乳腺炎を繰り返す場合は、避妊手術で再発を防止することができるので、避妊手術も考慮に入れて医師と相談するようにしましょう。

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