水を大量に飲むようになったら要注意!尿崩症ってどんな病気?

以前とは比較にならないくらい、度を越してたくさんの水を飲む、さらにおしっこの量が急激に増える・・・それは尿崩症のサインかもしれません。多飲多尿の症状が慢性化すると、脱水症状を起こしやすくなり体重も減少していきます。慢性化する前に異変に気づいて、できるだけ早めに治療を始めてあげたいものです。

 

【症状】多飲多尿が最大の特徴

尿崩症の症状は、「水分の大量摂取」「排尿の量・回数の激増」が特徴です。水を飲む量は通常では考えられないくらいの量で、与える限り際限なく飲み続けます。排尿の回数・量も多くなり、一晩我慢できずに失禁と間違うほどになります。水を飲み続けても尿がたくさん出るため、脱水症状に陥り意識障害やけいれんなどを起こします。大量に飲みすぎて胃拡張になり嘔吐したり、慢性化すると体重が落ちたりします。

 

【原因】脳のトラブル、腎臓のトラブル

尿崩症は、「脳」もしくは「腎臓」のトラブルが原因とされています。

「脳」のトラブルは中枢性尿崩症といわれ、視床下部や脳下垂体の外傷や腫瘍、炎症によって抗利尿ホルモンという尿の量を調節するホルモンの分泌が低下することによって起こります。

腎臓のトラブルは腎性尿崩症といい、抗利尿ホルモンは正しく分泌されているのに、先天的もしくは後天的な病気のために腎臓の反応が低下することで起こるものです。腎臓の反応が低下する要因としては、腎盂腎炎、慢性腎不全、クッシング症候群、子宮蓄膿症などがあります。

また、腫瘍や炎症などこれといった異常がなく、基礎疾患のない突発性とよばれるケースもあります。

 

【治療】原因に応じた治療を行う

治療方法は尿崩症の原因によって異なります。

中枢性尿崩症の場合、抗利尿ホルモンを定期的に投与したり、利尿剤を使用することになります。腎性尿崩症であれば、原因となっている基礎疾患の治療を行い、同時に利尿剤の投与や低ナトリウム食によって治療を行います。脱水症状に気を付けて、常に水が飲める環境を整えてあげることも大切です。

 

【予防】異変に気づく早期発見がカギ

尿崩症は確実な予防法がありません。最も特徴的な症状である多飲多尿に気づいて、早期治療を開始できるかがポイントです。普段から愛犬が飲む水の量や、尿の量を気にかける習慣をつけておくといいでしょう。

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