症状をよく知っておこう!!気が付きにくい耳の病気「内耳炎」とは?

耳の奥にある内耳と呼ばれる器官に炎症が起きるのが内耳炎です。内耳炎をはじめとする耳の疾患は症状を見ただけではわかりにくく、飼い主が異変に気づきにくい病気でもあります。原因がさまざまで、また重症化すると後遺症が残ることもある内耳炎。正しい知識を持ち愛犬の健康を守ってあげましょう。

 

【症状】炎症の位置によって症状が異なる

内耳は耳の一番奥に位置しています。聴覚に関わる「蝸牛神経」と、バランス感覚を担う「三半規管」から構成されています。外耳炎・中耳炎が悪化して内耳まで炎症が及ぶと、炎症が起きた部分によって異なる症状が現れます。

三半規管に炎症が起きると、まっすぐ歩けなくなったり、うまく立てなくなったり、頭を傾けたり、同じ場所でぐるぐる回ったりします。また、眼球が左右に揺れる眼振が見られ、吐き気や嘔吐、食欲不振を訴えることもあります。蝸牛に炎症が起きた場合、難聴になり呼びかけに対する反応が鈍くなります。さらに悪化してくると、顔面まひやホルモン異常といった症状が見られるようになります。

 

【原因】外耳炎・中耳炎からの波及

外耳炎・中耳炎の炎症が、内部にある内耳にまで浸透していって内耳炎になるケースが一般的です。また、何らかの感染症にかかっている時に、ウィルスや細菌が内耳までたどり着いて炎症を起こすこともあります。打撲など外部からの衝撃で内耳が傷ついて炎症を起こすこともありますし、内耳自体にある腫瘍やポリープが原因で内耳炎になることもあります。

 

【治療】原因に合わせて治療する

内耳炎の原因によって治療が異なります。外耳炎・中耳炎から波及した炎症ならば抗炎症剤、抗真菌剤などを投与して治療を行い、腫瘍やポリープが発見された場合には外科手術が必要になります。症状が悪ければ耳を切開して洗浄する処置がとられることもあります。

こういった治療に加えて、平衡感覚をつかさどる前庭神経に炎症が波及している場合にはバランス感覚が崩れていますので、過度な運動を控えるなどの配慮も必要です。

 

【予防】外耳炎・中耳炎は早めに治療を

外耳炎・中耳炎から内耳炎が引き起こされることが多いので、この二つの症状が見られたらすみやかに治療しましょう。こまめなお手入れで耳の中を清潔に保ち、遊びなどでは耳の事故やケガをしないように注意しましょう。万が一、呼びかけへの反応が鈍くなったり、ふらつきが見られた場合、高齢だからと放置せずに早めに病院で相談すると、病気の早期発見・早期治療につながります。

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