早急な対応が重要!胃拡張・胃捻転症候群の症状と原因とは

胃拡張・胃捻転症候群は、胃が拡張したりねじれたりすることが原因で起こるさまざまな症状のことです。大型の犬種に起こりやすく、また突然発症します。治療が遅れるとショック状態に陥り、放置すると死亡してしまうことも多い恐ろしい病気です。緊急な処置が必要になりますので、原因や症状についてあらかじめよく知っておきましょう。

 

【症状】急激に重篤な状態に

一般的に食後1~6時間の間に発症することが多く、急激に重篤化します。胃拡張を起こすと、水を大量に飲み、げっぷを繰り返し、おう吐します。胃捻転(胃のねじれ)の場合は、吐こうとしても吐けずに、大量のよだれを流します。胃拡張・胃捻転の症状が進行すると、脾臓がねじれ、大静脈が圧迫されて胃や心臓に血液が行き渡らなくなり、脈圧が低下するなどショック状態に陥ります。もしそのまま放置すると、数時間で死に至ることが多いです。

 

【原因】大量の食事と直後の運動

胃拡張・胃捻転症候群が起きる明確な原因は不明ですが、食べ物や水を大量に摂取することや、食べてすぐに運動することなどが関係していると考えられています。大量の食べ物や水を胃の中に入れ、その直後に運動すると、胃の中でガスが発酵して膨張や捻転を引き起こす要因となります。

また犬種では、シェパード、グレート・デン、コリー、セント・バーナードなど、胸の深い大型犬がなりやすいことが知られています。好発する年齢は特になく、あらゆる年齢で発症する可能性があります。

 

【治療】迅速な処置が必要

胃拡張・胃捻転症候群の治療で大事なのは、胃の減圧と心機能などの全身状態の改善です。胃にチューブや太い針を通してガスを排出させる処置を行うとともに、血管を確保して点滴を行うなどして状態の安定をはかります。状態が落ち着いてきたら外科手術を行います。胃のねじれを戻したり、壊死した部分を切除したり、ねじれが再発しないように胃を固定する処置が取られますが、胃へのダメージは発見が遅れると治療が難しく、命にかかわる重篤な状態に陥る場合もあるので、迅速な対応が必要です。

 

【予防】食習慣の工夫を

特にこの病気になりやすいとされている犬種では、食事を与える量や回数など食習慣の工夫が必要です。一日のうちに少量のフードを数回に分けて与えたり、水を一気に飲まないように常に新鮮な飲み水を用意するなど気を配ってあげましょう。また、食後すぐに激しい運動をしないように休ませるなどの注意も必要です。再発もしやすいので、この病気になったことのある場合も同じように工夫してあげましょう。

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