発症すると脳障害を引き起こす!肝性脳症とはどんな病気!?

肝性脳症(かんせいのうしょう)とは、脳内に毒素が蓄積されてしまう病気です。原因は肝臓の機能不全により毒素が肝臓で濾過(ろか)されないため、血液の成分が変化し脳へ影響を与え、神経系等に障害をもたらします。

【症状】肝性脳症の症状

肝性脳症の症状は、食欲不振、体重減少、大量に水を飲む、腹水(おなかがふくらむ)、嘔吐、下痢、発育不全、身体のけいれん、ふらふら歩く、周囲への関心不振、頭部を押しつける、昏睡など様々です。肝性脳症が発症すると発育不全や虚弱体質になりやすくなります。そして症状が進行すると、有毒物質が脳へ影響を与えるその為、身体に震えが起こり、運動失調、旋回運動、意識障害、発作等を発症します。

頭部を押しつける行動や旋回運動は肝性脳症特有の症状で、旋回運動は意味もなく一定方向へ回る歩行を繰り返すことです。頭部を押しつける行動は、脳の奥部にある大脳辺縁系や視床下部という部位に病変がある場合に発生する症状です。発症すると、無目的に壁や物等に頭を押し付けようとする行為を何度も繰り返します。

【原因】肝性脳症の主な原因

肝性脳症の主な原因は、肝臓の萎縮や肝硬変、門脈者シャントなどの肝不全です。血液中には多くの毒素や不純物等が混じっています。その為、肝臓は体内に血液中の毒素や不純物が回らないように濾過(ろか)する働きがありますが、肝臓機能の低下が起こるとアンモニア等の有害物質の解毒が困難になります。その結果、肝臓で解毒されるはずの有害物質が体内に循環してしまい、脳内に毒素や不純物が回り、さまざまな影響と症状があらわれます。

【治療】肝性脳症の治療法

肝性脳症の治療法は消化管における有毒物質の生成を減少させることと、毒素の原因を除去することが目的です。タンパク質を制限する食事療法や消化管からの排泄を促進させるための薬剤の投与が必要になり、消化管に細菌が発生している場合、抗菌薬の投与も必要になります。

そして腹部のX線検査で、肝臓がどのような状態になっているか調べることが可能です。肝臓に障害を起こしている原因疾患がわかれば、それらの治療を主に行っていきます。

【予防】肝性脳症の予防法

肝性脳症は食欲不振がとても起こりやす病気です。その為、ペットの食生活には普段から飼い主がきちんとした習慣をつけてあげることが必要です。愛犬・愛猫が肝性脳症の影響で食欲がない場合、食事の回数を1日数回に分けてあげましょう。そしてドックフードは無添加のものを与えて下さい。発症後は解毒機能が落ちるため、お水も水道水ではなく消毒剤の入っていない天然水を与えましょう。

 

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