症状を放っておくと、ショック症状で死に至ることもある!腸重積ってどんな病気なの?

腸重積(ちょうじゅうせき)とは別名、腸閉塞(ちょうへいそく)といい、発症すると腸管の一部が内側にめくれて反転し、隣り合う部分の腸中に入りこんでしまいます。その後、外と中の腸が重なり腸重層(ちょうじゅうそう)状態になり、その結果、腸管内の内容物がその部位を通過できなくなって、腸重積を引き起こします。比較的猫よりも犬に多くみられる病気で、一歳未満の幼犬によく発症します。

【症状】腸重積の主な症状

腸重積が発症した場合、嘔吐を繰り返すようになり、腹痛も現れます。腹痛があった場合、腹部を触られることを非常に嫌がります。症状を悪化させることがある為、腹部には触らないようにしましょう。腹痛症状が重い場合、ショック症状を引き起こすこともあります。便の中には粘血便が現れることもあります。他にも突然の食欲不振も主な症状の一つです。

【原因】腸重積の原因

腸重積の主な原因は、腸管内の異物です。愛犬・愛猫が誤ってストッキングやひも状おもちゃ等の異物を食べてしまった結果、腸重積を発症するケースが多いです。

また、寄生虫、腫瘍等も腸重積発症原因の一つです。その他の感染症により激しい下痢が起こった場合にも発症することがあります。

慢性の場合には、症状に気づかず日ごとに症状が悪化していく場合があります。急性時は、数日で症状が悪化し、死に至ることがあります。どの年齢にも発症する症状ですが、比較的に幼犬(生後一歳未満)に起こりやすい症状といわれています。

【治療】腸重積の治療法

腸重積の治療法はまず、バリウムの投与し、X線検査を行います。その後、閉塞部分を確認します。腸重積が発見されれば、外科的手術が必要になります。手術内容は主に腸重積部の整復手術になります。

すでに腸重積が長期間発症し続けている場合や、血管や腸間膜が腸と一緒に入り込み、血液遮断などが要因で腸管に癒着などのダメージを受けている場合は、修復手術が大変困難になってきます。

また、血行障害で重積部分が壊死している場合は、外科手術によって患部の切除が行われます。

【予防】腸重積の予防法

腸重積の予防法は愛犬・愛猫が異物を誤って飲み込んでしまわないように普段から飼い主が注意することです。生活環境中に愛犬・愛猫が誤って食べてしまうような用品やおもちゃはないか、しっかりと確認し、発見した場合、愛犬・愛猫の手が届かないところに置いてしまいましょう。上記で説明したような症状が現れた場合、早期段階で受診、治療を受けましょう。

 

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