歯が簡単に折れてしまう?エナメル質形成不全とは??

エナメル質形成不全とは、何らかの原因によって歯の表面の層を形成しているエナメル質が十分に発達しない状態のことを言います。犬は、生まれてから1~4ヶ月の間に歯の一番外側を覆っているエナメル質を形成しますがこの時期にエナメル芽細胞に対する障害が起こると、エナメル質形成不全になります。エナメル質形成不全になると歯が脆くなり、また歯の病気の原因にもなります。また、エナメル質は96%の無機質と4%の水+有機質でできており動物の体内では一番硬いものです。

【症状】エナメル質形成不全の症状

犬の歯は、一本だけエナメル質形成不全になるのは稀で、基本的には複数本でエナメル質形成不全が確認できることが一般的です。エナメル質が弱い歯は、表面が変色していて知覚過敏がみられます。そのままにしておくと歯が折れてしまったり、歯面が粗造なので、歯垢や歯石が溜まりやすく、虫歯にもなりやすいです。症状が軽度の場合は、歯の一部が変色する程度で済みますが、重度の場合は、象牙質が完全に露出してしまい、歯のすべてが明るい茶色になります。また、虫歯や、歯周病を併発することがあります。

【原因】エナメル質形成不全の原因

犬は、生後1~4ヶ月の間に歯の一番外側を覆っているエナメル質を形成しますがこの時期にエナメル芽細胞に対する障害が起こると、エナメル質形成不全になります。エナメル質が形成される時期に、『ジステンパー』、『パルボウイルス感染症』などのウイルスや寄生虫などに感染すると、エナメル質形成不全を引き起こします。また、長期に渡る高熱や、永久歯に変わる時期に栄養不足に陥ると、歯の栄養がなくなりエナメル質形成不全を引き起こします。他には、ストレスが原因でエナメル質が破壊されてしまうこともあります。

【治療】エナメル質形成不全の治療

一度形成されなっかったエナメル質が再び形成されると言う事はないので、エナメル質が欠損した薄い歯には象牙質補填剤で覆い、知覚過敏を軽減します。長期的な効果を期待する場合は、金属による歯冠修復が行われることがあります。また、ストレスが原因である場合は、これを減らし歯にかける負担を減らします。

【予防】エナメル質形成不全の予防

歯石や歯垢がたまり虫歯や歯周病になる原因は、歯の表面が欠損してボコボコしているからです。それらを、改善するために、定期的に歯磨きをして歯石や歯垢などをためないようにしましょう。また、エナメル質がない場合は、歯が脆く折れやすいため、硬い食べ物は避けるようにしましょう。他には、ストレスを減らすことで犬の歯にかかる負担も減るため、なるべく犬にストレスをかけないようにしましょう。

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