定期的な歯のブラッシングが重要?根尖周囲膿瘍による歯の劣化!!

根尖周囲膿瘍(こんせんしゅういのうよう)とは、歯根部と呼ばれる歯の根元が膿んで炎症を起こす病気です。通常であれば、歯根部が損傷を受けることはありません。しかし、あまりにも歯冠部が大きなダメージを受けると、そこから炎症を起こし病原菌が入り込んで膿んでしまいます。炎症といっても軽いものではなく膿瘍が出来る状態になるもので、根尖周囲膿瘍は、比較的年齢の高い犬に多く見られます。

【症状】根尖周囲膿瘍の症状

根尖周囲膿瘍の症状は、歯冠部が何らかの損傷を受けていたり、固いものを食べることを嫌がるもしくは、食事を取らなくなる、歯の片方だけに歯石・歯垢が付着しているなどです。症状が進行すると、口の中がただれてきたり、口の中に激痛が走る、口が臭い、元気がなくなる、よだれがたくさん出てくるなどです。重度の場合、骨が溶け膿が飛び出してしまう事があります。口と鼻腔が貫通し、鼻からの出血や鼻汁が出てくことがあります。他にも膿瘍が上顎の第3前白歯に形成されると、まず日の下に特有な腫れを起こし、やがて皮膚表面を突き破って破裂するなどの症状が見られます。

【原因】根尖周囲膿瘍の原因

根尖周囲膿瘍の原因の多くが外部からの影響によるものです。たとえば、歯が折れてしまったり、長年硬いものを食べていることから、歯が磨耗したりすることで歯の内側にある疎線維性結合組織である歯髄が表に出てしまい、そこが細菌感染してしまって膿瘍ができてしまいます。また、歯髄が表に出なくても歯周病の悪化が原因で、根尖周囲膿瘍になってしまうということもあります。

【治療】根尖周囲膿瘍の治療

一般的な治療は、歯の抜歯、あるいは感染した歯髄を除去した後、薬剤の充填を行い感染部位の洗浄を行います。その上に、抗生物質を投与し、細菌感染治療を行います。しかし、一時的に腫れが治まっても再発する場合があります。このような対症療法による治療が期待出来ない場合は、感染した歯髄と歯根周囲組織を取り除く事が必要です。

【予防】根尖周囲膿瘍の予防

根尖周囲膿瘍にならない為にも定期的な歯のブラッシングが必要です。歯をきれいにしておくことは細菌に感染しないためにも大切です。また、散歩の途中での硬い木の枝を咬んだりと外部からの影響を最小限にすることが必要です。日頃の食べ物にも注意が必要です。高齢になってくると、毎日の歯磨きだけではなかなか歯周病をケアしきれなくなります。そのため、獣医さんに定期的な歯石除去をしてもらうようにしましょう。

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