不衛生が原因??口内を荒らす口腔腫瘍!!

口腔腫瘍とは口中からあごにかけて腫瘍が発症することをさします。口腔腫瘍は、良性・悪性問わず、非常に多く発症します。犬の場合発生しやすい口腔内悪性腫瘍は、メラノーマ(悪性黒色種)、扁平上皮癌(へんぺいじょうひがん)、線維肉腫です。猫の場合、扁平上皮癌の発生が最も多く、次いで線維肉腫になります。犬は、エプリスなど様々な種類の腫瘍を発症しますが、エプリスは歯肉の良性腫瘍であり、心配する必要はありませんが、放置すると腫瘍が大きくなり骨部分まで到達してしまいます。また、猫がエプリスを発症することは稀です。

【症状】口腔腫瘍の症状

メラノーマ(悪性黒色腫)

メラノーマとは、口腔の粘膜や舌に黒いシミができることです。進行すると強い痛みが現れ、よだれがでて、食事を受け付けなくなってきます。また、口臭も強くなってきます。

扁平上皮ガン

扁平上皮ガンを発症すると、口中が腫れたり、ただれて赤くなったりします。その後、短期間で歯肉や舌にただれや潰瘍を引き起こします。また、潰瘍からの出血なども見られます。

線維肉腫

線維肉腫は、主に歯茎にできるしこりのような腫瘍で、大きさは、1~2センチほどで、どんどん大きくなります。見た目はエプリスに似ていますが、こちらは悪性の腫瘍です。

良性腫瘍のエプリス

良性腫瘍のエプリスは、歯茎にこぶ状の腫瘍ができます。放置すると、骨部分に腫瘍が到達します。

また、メラノーマ(悪性黒色腫)と扁平上皮ガンは進行すると、骨やリンパ節に転移します。

【原因】口腔腫瘍の原因

口腔内の不衛生、虫歯、口内のケアを怠ると歯についた歯石で細菌が増殖し、歯茎にしこりができて腫瘍の一因になりかねません。メラノーマ(悪性黒色種)の原因は色素(メラニン)をつくる細胞が癌化するだといわれていますが、扁平上彼癌の原因は現在解明されていません。

【治療】口腔腫瘍の治療

口腔内腫瘍は腫瘍が限局している場合、治療の第一選択は外科手術による腫瘍の切除です。 線維肉腫、 扁平上皮ガンは早期発見により、腫瘍をきちんと摘出できれば完治させることが望めます。しかし、 扁平上皮ガンは場所によって摘出困難な場合があり、老犬、老猫に多いため、老犬、老猫が発症した場合は、手術をせずに見守ることが多いです。放射線治療は局所のコントロールには有効な治療法のため、メラノーマ(悪性黒色種)では、放射線治療、また投薬治療を行います。

【予防】口腔腫瘍の予防

口腔腫瘍は口内の不衛生が原因で発症することが多い為、口内衛星を徹底することが必要です。動物の場合、歯磨きは大変ですが、こまめな歯のブラッシングを心がけましょう。また、症状が悪化する為、腫瘍はむやみに触ったり、潰したりしないようにしましょう。

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