ラグドールの歴史・特徴・性格、かかりやすい病気はどんなの?

ラグドールの特徴や性格、かかりやすい病気についてご説明します^^

歴史

ラグドールが誕生する最初の猫は、アメリカのカリフォルニア州リバーサイド出身で、ペルシャ猫のブリーダー、アン・ベイカーという女性によって、1960年代の初めに生み出されました。

 

ベイカーはペルシャに、ビルマの男性的な黒のポイントを持つバーマンを交配し、新しい長毛種を生み出そうとしました。
そして生まれた猫に、更に茶色のバーミーズを交配させて生まれたのが、ラグドール誕生の起源だそうです。

 

ラグドールの歴史には、ちょっとした騒動がありました。
ベイカーは、誕生した猫に【ラグドール】という名前を付け商標登録しました。
ラグドールという意味は、ぬいぐるみという意味です。

新しい品種として育成することとをビジネスと結びつけ、名前の使用に対してロイヤリティが発生するようにました。
1971年に国際ラグドール協会IRCA(International Ragdoll Cat Association)を設立したのです。
更に、IRCAに登録しているブリーダーのみが「ラグドール」という名前をつけられるようにフランチャイズ制のような組織作りをしたのです。

 

このような仕組みに疑問を持ったある夫婦が、フランチャイズ契約を行わずに譲り受けた子猫で、新たに繁殖を行うことにしました。
そして1970年代以降、固定化したラグドールは、初期の作出者以外の繁殖者によって、有力な血統管理団体CFAやGCCF、FIFeに登録することができたようです。

ラグドールの初期の作出者が設立した血統登録団体IRCAは20世紀後半に分裂してしまいました。
この時期までにIRCAにかかわった人たちが、ラグドールを基礎に作った新しい猫種がラガマフィンです。

特徴

シルクのようにフワフワとした毛並みが特徴です。
目はサファイヤブルー、大きく丸みのある体つきはタヌキのようだという人もいます。

耳と耳の間は少し離れ気味で、耳の間はやや平になっていて、大きめの頭をしています。
そして体長と同じくらい長いしっぽも特徴的です。

 

体型はロング&サブスタンシャルタイプで、骨格がしっかりとしていて筋肉質で重量感のある体格をしています。
平均体重はオスが6.5kg~9kgほど、メスが4.5kg~7kgくらいです。

 

成猫になるのに3~4年かかるため、子猫時代のかわいい時をたっぷりと過ごせるのも魅力です♪

ラグドールの毛色はシール、ブルー、レッド、クリーム、ライラックのポイント、これらのタビーポイント、バイカラー、混色(トーティ)があります。
毛色だけではなく斑の入り方に特徴があります。

性格

ラグドールの性格は愛情深くおっとりしています。
人といるのが好きなので飼い主に対してとても愛情深くもあります。

 

活発に走り回るというよりは飼い主に撫でてもらいながらゆっくりとゴロゴロしているほうが好きなようです。
猫には珍しく狩りには関心がないので、追いかけたりジャンプするようなおもちゃにはあまり反応しないことが多いようです。

 

抱っこをされるのを嫌がることなく、むしろ信頼して全身を預けます。
温厚で攻撃的でないため、子供のいる家庭や他にも猫を飼っている家庭でも飼いやすいでしょう。

飼い方

活発に活動するよりもリラックスして過ごすことが好きな猫です。
しかし子猫から若猫時代は普通の猫らしく非常に活発です。

 

しっかりした体と美しい被毛を作るために、バランスの良い栄養の食事を与えるようにしましょう。

キャットタワーを用意する時は低めでも構いません。
体も大きいので安定した土台のものを用意するようにしましょう。

 

毛質はセミロングとはいえ、被毛は厚く豊かです。
出来れば毎日でもブラッシングやコーミングで抜け毛をきちんと処理してあげるのがいいでしょう。

 

かかりやすい病気

重篤な遺伝性疾患については比較的少ないとされているラグドールですが、祖先猫の中にペルシャがいるため、その遺伝子を引き継いでいます。

 

肥大型心筋症

肥大型心筋症とは心臓の筋肉が内側に向かって厚くなり、心室が狭くなり体に十分な血液を送ることが出来なくなってしまう病気です。
体に十分な血液を送ることが出来なくなるので、体はバランスをとるために心拍数を上げたり、血圧を上げたりします。
肥大型心筋症は猫の心筋症のうち、約2/3を占めると言われています。

 

発症年齢は年齢は6カ月から16歳とされていて、どの猫ちゃんにも起こる可能性があります。

症状は初期の段階では、目に見える症状はほぼありません。
逆に言うと、飼い主さんからみて症状が目に見える状態になっていると、病気はかなり進行していると言えます。
少しの運動で呼吸が荒くなってあまり動かない、呼吸困難、歩き方がおかしくなり、立てなくなる(この時、すごく痛がる)、があります。
また、体が血圧を上げようとした結果、肺の動脈で血液が渋滞し、肺水腫になったり、胸水が溜まることもあります。

 

心臓の病気というものは、基本的には完治しない病気です。
そのため病気が進行しないよう、心臓が長持ちするように、血栓ができないように、お薬を使っていい状態を維持していくようになります。

定期的な検査を行って、心臓の状態をチェックしていきましょう。

 

尿路結石症

腎臓、尿管、膀胱、尿道のどこかに結石ができる病気です。
結石が膀胱の粘膜を傷つけて膀胱炎となることもあります。

症状は“トイレに行く回数が増えた”・“頻繁にトイレへ行くのに少ししか出ない”・“おしっこの時に痛そうに鳴く”・“おしっこに血が混じる”などです。
これらの症状は膀胱炎にも似ているため注意が必要です。
中にはトイレの壁等についたおしっこが蒸発し、残った結晶がきらきらと反射して見えることもあります。
結石の大きさは砂粒ほどの小さなものから数センチのものまでさまざまです。

 

猫の尿路結石症には、尿がアルカリ性に傾くことでできる“ストラバイト結石”と、酸性に傾くとできる“シュウ酸カルシウム結石”があります。
これらは食事の偏りが原因で起きるといわれています。
猫がもともとあまり水を飲まずに濃度の濃いおしっこをすることも原因のひとつに挙げられます。

 

猫でよくみられるのは“ストラバイト”と“シュウ酸カルシウム”の結石です。
これらは尿検査やレントゲン検査、超音波検査で診断出来ることもあります。
ストラバイトは療法食で溶かす事が可能ですが、結石の大きさや個数によっては外科的手術が選択されることもあります。
シュウ酸カルシウムは療法食で溶かす事ができないため、外科的手術が第一選択となります。

 

膀胱炎

膀胱に炎症が起こる病気で、細菌の感染や尿結石などにより膀胱が傷ついたことが原因で起こります。
頻繁にトイレに行くのに、なかなかおしっこが出ない、一回のおしっこの量が少ない、いきんだり辛そうにしている、尿の臭いがいつもと違ってきたなどの症状が見られたら膀胱炎を疑いましょう。

 

猫の膀胱炎の多くが、はっきりとした原因が特定できない特発性膀胱炎で、特に若齢の猫の発症率が高いとされており、原因の1つとしてストレスが考えられています。
猫にとってのストレスとは、入院、ペットホテル、引っ越しなど、環境の変化によるものや、騒音がほとんどとされています。
また、猫はきれい好きな動物であるため、トイレ環境の変化にも敏感です。

膀胱炎は1~10歳の猫に多いと言われており、原因として半分以上が特発性膀胱炎だと言われています。
膀胱炎は直接的には命に関わる病気ではありませんが、排尿痛があるため早めに適切な治療を行う必要があります。

 

膀胱炎を再発させないため、さらに予防するために何より大切なのが、猫のストレスを軽減させることです。
予防のため猫に水を多く飲ませる工夫も必要です。
猫は新鮮な水を好みますので、水はこまめに取り替えてあげましょう。

 

毛球症(ヘアボール)

猫の毛球症とは、毛づくろいの際に飲み込んだ自分の体毛が消化器官内にとどまり、吐くことも排便することもできなくなった状態を言います。

症状は“食欲不振”・“吐くそぶり”・“便秘”・“お腹を触られることを嫌がる”などです。
猫が吐き出すものが「ヘアボール」と呼びます。

 

原因はブラッシング不足や、ストレス、吐き出し不足です。

軽度の場合は猫草を食べさせるという方法があります。
猫草とは猫が食べても安全な数少ない植物の一種で、被毛を絡め取って吐き出させやすくしたり、うんちとして肛門から出やすくする効果があると考えられています。
他には外科手術などもあります。

予防法としては、日頃からブラッシングを行うようにしましょう。
無駄毛を人為的に取り除いてあげるだけで、猫がグルーミングする時に飲み込む量が少なくなり予防につながります。

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