ヒマラヤンの歴史・特徴・性格、かかりやすい病気はどんなの?

ヒマラヤンの特徴や性格、かかりやすい病気についてご説明します^^

歴史

ヒマラヤンは、ペルシャとシャム猫の交配により、人工的に作られた猫種となっています。
名前の由来はポイントの毛色がヒマラヤウサギに似ているからだそうです。

 

原産はアメリカとイギリスの両方になっていることが多く、イギリスでは1920年代からシャムとペルシャの交雑猫が存在したといわれています。
しかし本格的に繁殖されたのは、もっと後で1955年にイギリスの猫血統登録団体であるGCCFに登録されました。

 

アメリカでは1930年代に遺伝子学者がポインテッドの遺伝子に興味を持ち、シャムと長毛の黒猫と交配させ、さらにペルシャ、シャムとの交雑を行うことで育種を進めたそうです。
そして1935年に生まれた長毛のポインテッドの仔猫が現在のヒマラヤンの基礎になりました。
当初は【デビュタント】と名前が付けられましたが現在のペルシャ寄りの顔立ちではなく、シャム猫寄りだったようです。

 

1957年、TICA・CFAに公認されましたがヒマラヤンという猫種ではなくペルシャのひとつと位置づけられたとのこと。

魅力的な容姿から長年にわたってヒマラヤンは、キャットショーで多くの賞を勝ち取りました。
そして1957年以降CFAだけでも34万頭以上が登録された人気猫種です。

 

ヒマラヤンは繁殖家や愛好家にとって「未完の傑作」として、今現在も改良が続けられている猫なのです。

 

特徴

標準的な体重は3~6kg程度です。

ヒマラヤンの顔には、ペルシャ同様“ドールフェイス”と“エクストリームフェイス”ふたつのタイプがあります。
ドールフェイスは鼻筋が通り丸みのあるかわいらしい表情を持っており、日本ではドールフェイスのヒマラヤンが多いです。
一方、エクストリームフェイスはアメリカで多いタイプで、ペルシャの影響が色濃く、鼻ペチャで犬のペキニーズに近い顔立ちになっています。

 

体は基本的にペルシャと同じ丸みを帯びたカラダつきのコビータイプの猫で短めの太い足と、ふさふさの長い被毛です。
ポインテッドカテゴリーの全ディビジョン・全カラーが認められています。
毛のカラーにはシール、ブルー、ライラック、チョコレート、クリームなどがあり、耳や手足、しっぽ、顔の中心のみ毛色が濃い目になっています。

性格

ヒマラヤンは性格までペルシャ猫とシャム猫の特徴を引き継いでいます。
見た目通り、非常に穏やかでおっとりした性格です。
優しく、のんびりマイペースな性格なので留守番なども大人しく過ごすことができます。

 

マイペースではありますが、他のペットなどにも友好的な一面を持ち合わせており活発でもあります。

飼い主へも従順で賢くもあります。
しつけも基本的に難しくないでしょう。

 

時には飼い主へ甘える姿も見せるようです♪
付かず離れずくらいが丁度いいと考えている人にはピッタリの猫ですね。

かかりやすい病気

ヒマラヤンは遺伝疾患の多いペルシャの性質を受け継いではいますが、命にかかわるほどの重大な病気はあまりないと言われています。

 

のう胞腎(PKD)

多発性嚢胞腎は人間でも発症例が見られ、難病指定されている病気で猫の場合、1000匹中1匹の割合で発症するといわれています。
発症してしまえば徐々に腎機能が低下、最終的には腎不全に似た症状を引き起こします。

 

腎臓の組織が徐々に破壊され、機能が低下していく病気として慢性腎臓病がありますが、多発性嚢胞腎もそれとよく似た症状が見られます。
“食欲不振”・“多飲多尿”・“体重減少”などが主な症状で嘔吐することもあります。
進行が緩やかなため、気がつかないことも多いといわれます。
多飲多尿などの症状が見られたら、多発性嚢胞腎以外にも腎臓に何らかの異常が起きているかもしれないので直ぐに獣医師の診断を受けて下さい。

 

原因のほとんどが遺伝性のもので、親猫のどちらかが多発性嚢胞腎である場合は、50~100%の確率で子猫もこの病気を発症してしまうと言われています。

多発性嚢胞腎と診断されたら、健康な腎臓機能をできる限り維持し、症状を和らげるための対処治療が行われることになります。
ただし、早い段階で発見することができれば、経過観察を行いながら、より効果的な対処療法を行うことができます。

 

膀胱炎

膀胱に炎症が起こる病気で、細菌の感染や尿結石などにより膀胱が傷ついたことが原因で起こります。
頻繁にトイレに行くのに、なかなかおしっこが出ない、一回のおしっこの量が少ない、いきんだり辛そうにしている、尿の臭いがいつもと違ってきたなどの症状が見られたら膀胱炎を疑いましょう。

猫の膀胱炎の多くが、はっきりとした原因が特定できない特発性膀胱炎で、特に若齢の猫の発症率が高いとされており、原因の1つとしてストレスが考えられています。
猫にとってのストレスとは、入院、ペットホテル、引っ越しなど、環境の変化によるものや、騒音がほとんどとされています。
また、猫はきれい好きな動物であるため、トイレ環境の変化にも敏感です。

膀胱炎は1~10歳の猫に多いと言われており、原因として半分以上が特発性膀胱炎だと言われています。
膀胱炎は直接的には命に関わる病気ではありませんが、排尿痛があるため早めに適切な治療を行う必要があります。

膀胱炎を再発させないため、さらに予防するために何より大切なのが、猫のストレスを軽減させることです。
予防のため猫に水を多く飲ませる工夫も必要です。
猫は新鮮な水を好みますので、水はこまめに取り替えてあげましょう。

 

流涙症

涙を排出する涙管が詰まることが原因で、涙が多く出たり、湿疹などが起こってしまう病気です。
涙が原因で、目の周りの毛が変色した状態を涙やけと言います。

命にかかわる病気ではありませんが、まぶたが炎症を起こしたり、感染が原因で皮膚病を発症したりすることもあります。
悪化させると長引いてしまいますので、早急な治療が必要です。

 

流涙症の原因はいくつかありますが、まず角膜炎や結膜炎をはじめとした目の病気が考えられます。
ほかに目に異物が入ったり、排気ガスや煙などの刺激物が角膜や結膜に刺激を与えたりすることで涙の分泌量が増える場合もあります。
原因によって、目と鼻をつないでいる器官である鼻涙管が詰まったり狭くなったりすることも考えられます。

涙と一緒に目やにが出る場合も多く、それが原因で目頭から鼻筋が汚れてしまい皮膚が赤く腫れてしまうことがあります。
目やにが多いようなら点目薬などを処方してもらい治療します。

 

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