ヨーロピアンバーミーズの歴史・特徴・性格、かかりやすい病気はどんなの?

ヨーロピアンバーミーズの特徴や性格、かかりやすい病気についてご説明します^^

歴史

ヨーロピアンバーミーズはイギリスでバーミーズが進化した、オリジナルの猫種になります。
基礎猫はアメリカンバーミーズと同じで、ミャンマーのビルマとされています。

 

19世紀末、ヨーロピアンバーミーズの初期の交配の目的はシャムとバーマンの交配により茶色い猫を生み出そうという試みでしたが、この交配は育種として実現する事がなくイギリス国内で次第に廃れてしまいました。
その後、アメリカでバーミーズの育種が開始されアメリカで人気の猫種になると、イギリスでもこの茶色い猫に関心が集まり、アメリカから輸入されたバーミーズ達を基にイギリスで育種が開始されたようです。

 

イギリスでは遺伝子プールを広げる事を考慮した育種に力を入れ、より多くの被毛の色の種類を作ろうとしました。
1952年頃までにGCCF(猫血統登録団体)が新しい猫種としてバーミーズを認め、イギリスのスタンダードが作られることになったのです。

 

特徴

ミャンマー原産のヨーロピアンバーミーズのお顔は少しシャム猫に似ています。
少し釣り目のアーモンド形で、顔の形が短く顎は緩やかに尖っていて、丸い形のお鼻をしています。
目の色は「イエロー」「ゴールド」「アンバー」の3種です。

 

被毛はアンダーコートがなく短くなっています。
毛には光沢もあり、体にぴったりとくっつくように生えています。

 

被毛カラーのバリエーションは豊富でアメリカンバーミーズは4種類ですが、ヨーロピアンバーミーズはブラウン・チョコレート・レッド・ブルー・ライラック・クリームなどの11種類です。

性格

ヨーロピアンバーミーズは穏やかで人懐っこい性格をしています。
甘えん坊で、飼い主に寄り添って行動してくれます。
成猫になっても仔猫のように活発に動き回ります。

 

他の動物たちとも仲良くできますし、鳴き声が小さいのもペットに適した性格といえるでしょう。

 

飼い方

ヨーロピアンバーミーズの運動量はやや多く遊び好きです。
キャットタワーや色々なおもちゃを用意して遊んであげるのがいいでしょう。

 

犬のような猫と言われるシャムの影響も強く、賢いので物覚えも良いです!
甘えん坊なので独占欲は少ない平和主義でもあります。

 

寂しがり屋な一面もあり、我慢をしてしまうことがありストレスが溜まってしまうことも。
留守がちな家庭では2頭飼育などもいいでしょう。

 

ヨーロピアンバーミーズは短毛ですが被毛が密集して生えているので、皮膚の健康維持のためにも週に何度かブラッシングはしてあげましょう。

 

かかりやすい病気

ヨーロピアンバーミーズは育種の過程でシャムの影響を強く受けた猫なので、シャムに多い遺伝性の好発疾患が起こることを考慮しておく必要があります。

 

流涙症

涙を排出する涙管が詰まることが原因で、涙が多く出たり、湿疹などが起こってしまう病気です。
涙が原因で、目の周りの毛が変色した状態を涙やけと言います。

 

命にかかわる病気ではありませんが、まぶたが炎症を起こしたり、感染が原因で皮膚病を発症したりすることもあります。
悪化させると長引いてしまいますので、早急な治療が必要です。

 

流涙症の原因はいくつかありますが、まず角膜炎や結膜炎をはじめとした目の病気が考えられます。
ほかに目に異物が入ったり、排気ガスや煙などの刺激物が角膜や結膜に刺激を与えたりすることで涙の分泌量が増える場合もあります。
原因によって、目と鼻をつないでいる器官である鼻涙管が詰まったり狭くなったりすることも考えられます。

 

涙と一緒に目やにが出る場合も多く、それが原因で目頭から鼻筋が汚れてしまい皮膚が赤く腫れてしまうことがあります。
目やにが多いようなら点目薬などを処方してもらい治療します。

 

緑内障

眼球の中は房水(眼房水)と呼ばれる透明な液体で満たされ、眼圧(眼球内の圧力)を一定に保つことで形状を保っています。
緑内障は何らかの原因によってこの房水の流れが阻害され、眼圧が高くなってしまうために様々な症状を引き起こす病気です。

 

ネコちゃんの場合、遺伝的に起こる「先天性緑内障」や眼球に異常が無く原因も不明な「原発性緑内障」の発症はまれで、他の眼の病気が引き金となって起こる「続発性緑内障」が多いとされています。
この原因には、猫伝染性腹膜炎(FIP)や猫白血病ウィルス(FeLV)感染症、トキソプラズマ症があります。
症状は上強膜(白眼)の充血、瞳孔の散大、角膜の白濁(角膜浮腫)で瞳孔の散大とはネコちゃ本来明るいところでは細く閉じている瞳孔が、大きく開いたままになってしまう症状です。
また、視覚障害により柱や壁などによくぶつかるようになったり、段差につまずいたり、階段の昇り降りを嫌がるようになったりします。
目の痛みによって目をしょぼしょぼさせたり(羞明)、眼を細める、閉じたままとなる、涙が多くなるなどの症状がみられることもあります。
痛みが強い場合には、食欲や元気がなくなり頭を触れるのを嫌がる様子が見られる場合もあります。

 

内科的治療法および外科的治療法がありますが、ネコちゃんの状態や症状の程度、飼い主の意向などによって治療方法は異なります。
ご自宅での早期発見が重要となりますので、ネコちゃんの眼の大きさ、視覚障害による行動異常、その他眼の異常などのチェックをこまめに行ないましょう。

 

緑内障の治療には現在下記のような点眼薬も使われています。
ちろん病院で診てもらうことが治療法となりますが、薬に関しては通販などでも購入することができます。
緑内障が進行してしまう前に使用するとより効果的です。

 

緑内障治療のためのお薬⇒

 

猫伝染性腹膜炎(FIP)

コロナウイルスが原因で、腹膜炎や腸炎を起こし、一度発病すると死亡率が高い病気です。
感染経路についてははっきりと解明されていませんが、感染猫の排出物や食器、グルーミング、ケンカなどから感染するとも言われているようです。
しかし腸内で変化してコロナウィルスになるので猫同士の接触による感染はないという説もあります。

 

感染すると若い猫では数日~数週間で発病が見られることもありますが、ほとんどの猫は感染しても発症はしないといわれています。
ただ何かの要因で一部の猫だけが発症するようです。

 

症状としては食欲が減ったり、痩せてきたり、発熱といったものが見られます。
腹水や胸水が溜まるウェットタイプと、神経・眼・腎臓・肝臓が冒され、体内に液体が留まらないドライタイプの2つがありますが、ウェットタイプが多いようです。

 

ステロイド剤と抗生物質を用いた治療やで、症状を和らげる対処療法が主体となります。
感染したからといってすぐに発病するわけではありませんが、体が弱っている時や他の病気にかかっている時などは、他の猫と接触しないように注意するといいでしょう。

 

尿路疾患

尿路の下部にあたる膀胱と尿道に関係する疾患です。
膀胱炎や尿道炎、膀胱や尿道の尿石症などが含まれます。

 

頻繁にトイレに行くのに尿が出ない、排尿時の痛みで鳴く、トイレ以外の場所で排尿する(不適切な排尿)、血尿など、膀胱炎の症状が現れます。
猫下部尿路疾患は、膀胱や尿道における尿結石や尿道栓子、細菌感染といったことが原因で起こります。
しかし、症状を引き起こす原因がまったく不明のものもあり、これは特発性FLUTDと呼ばれ、FLUTD全体の約50%を占めています。
原因は不明ですが膀胱上皮のバリア機能の異常や、肉体的・精神的なストレス、自己免疫性疾患などが関与していると推測されています。

 

治療は、尿道が尿道結石や尿道栓子で閉塞している場合には緊急処置が必要となります。
細菌感染によるものでは、抗生剤による治療が行われます。

 

猫下部尿路疾患の予防は、膀胱や尿道の疾患を防止するために、トイレを清潔にしたり、いつでも水を飲める環境を整える、キャットツリーなどを導入したり、遊ぶ時間を増やしたりといった対策が効果的です。

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