オリエンタルショートヘアの歴史・特徴・性格、かかりやすい病気はどんなの?

オリエンタルショートヘアの特徴や性格、かかりやすい病気についてご説明します^^

歴史

オリエンタルショートヘアは、1950年代にサイアミーズを作り出そうと交配を重ねた結果生まれてきた猫種です。
サイアミーズは、スレンダーな体とポイントカラーが特徴的な猫です。

 

交配の過程で、姿形はサイアミーズそっくりで、被毛がチョコレートや白、ブラックなどの様々な色やポイント、タビ―などの様々な模様を持つ猫が生まれました。
1977年に、これがオリエンタルショートヘアとして正式に登録されました。

 

オリエンタルショートヘアは、世界最高の権威として広く愛猫家に認識されているアメリカの団体CFA、世界最大の猫の血統登録機関であるTICA、フランス発祥の欧州最大の猫血統登録機関FIFe、イギリスの血統登録機関GCCFなど多くの団体で公認されているそうです。
オリエンタルショートヘアには、セミロングの被毛を持つロングヘアが生まれることがあります。

 

特徴

体形はシャム猫と同じオリエンタルです。
体はしなやかで細く直線的、頭が長く顔はV字型で、大きさは3㎏~6㎏と平均的な猫と同じぐらいです。

 

オリエンタルショートヘアは、大きな耳に長い尻尾、アーモンドのような形の目をしています。
オリエンタルショートヘアの目の色はシャム猫のようにブルーだけでなく、グリーンやゴールド、シルバーなど豊富です。

 

被毛は毛足が短いシングルコートの短毛種で、手触りも良く、毛並みは光沢がありサテンのようです。

オリエンタルショートヘアの最大の特徴は、被毛と色の豊富さです。
ただオリエンタルショートヘアの被毛の色や柄はとても豊富ですが、血統登録機関によって公認される色柄は異なっているようです。

 

性格

見た目はツンとした気品を漂わせていますが、実は飼い主にかまってもらいたい甘えん坊です。
時折神経質な個体もあるものの、ほとんどのオリエンタルショートヘアは、人にかまって欲しがります。

 

鳴き声で飼い主に話しかけることも多く、かまってほしいあまりに会話をしている人の中に参加しようとすることさえあると言われています。
優雅な体つきのオリエンタルショートヘアは一見大人しそうに見えますが、意外と活発で元気な猫種です。

オリエンタルショートヘアはやんちゃなところもありますが、飼い主に忠実な猫なのです。

飼い方

オリエンタルショートヘアは短毛種なので、週に1~2回ぐらいのブラッシングで良いようです。
基本的にお風呂は不要ですが、汚れが目立ったり臭いがひどかったりしたときはシャンプーをしてあげましょう。

 

見た目よりも筋肉質で運動が大好きな活発な猫です。
運動できるように、キャットタワーなどで飼育環境を整えてあげましょう。

 

留守番が多いオリエンタルショートヘアは、ストレスで食欲不振や下痢、脱毛をおこすこともあるようです。
ライフスタイルを考慮してお迎えしましょう。

 

 

かかりやすい病気

オリエンタルショートヘアは健康面においてもシャムの影響が強く、先天性疾患としてはシャムで見られる大動脈弁狭窄症などの心臓病や、腎不全の原因となるアミロイド症が知られています。

 

大動脈狭窄症

大動脈の一部が細くなってしまうことで血液の流れに障害が発生する病気です。
大動脈弁狭窄症の原因は先天性と後天性の2つに大きく分かれます。

 

狭窄部位では血液が高速・乱流化しているために雑音が起きます。
多くの症例では臨床症状はなく、正常な寿命を全うすることも多いそうです。
重症例では運動不耐性や失神、症状の無いまま若いうちに突然死することもあるとされます。

 

軽度な狭窄では治療の必要はないですが、若い個体では進行の可能性があるので要経過観察になります。
中程度~重度の狭窄では過度の運動を制限することになります。

健康なうちから、病院を定期的に受診しておきましょう。

 

心臓病

心臓病と言っても多くの病気がありますが、猫で特にかかりやすい心臓病には「肥大型心筋症」「拘束型心筋症」「拡張型心筋症」があります。
かかりやすい猫の特徴としては“オス猫”・“メインクーンは遺伝子異変でかかりやすい”・“ラグドールは遺伝子変異でかかりやすい”です。
心筋症は心臓の機能に障害を伴う病気で、全年齢に発症し、オス猫がかかりやすいと言われています。

 

心臓病の症状としては“症状が出ない”・“食欲不振”・“元気がなくなる”・“嘔吐”・“呼吸が荒くなる”・“口を開けて呼吸する”・“乾いた咳”・“腹水”・“突然叫び後足の麻痺”・“失神”・“突然死”などです。
上記の症状がみられたら心臓病の可能性がありますので緊急で受診しましょう。

残念ながら明確な予防法はありませんが、なるべく猫にかかるストレスを排除するようにして、心臓に負担をかけないように過ごさせましょう。

 

アミロイドーシス(アミロイド症)

猫のアミロイドーシスとは、「アミロイド」と呼ばれる細い形状をしたタンパク質の一種が細胞と細胞の間に沈着し、組織や器官の機能を邪魔してしまう状態のことです。
そのため、水をたくさん飲み、おしっこの量が増える(多飲多尿)、体重減少、元気消失などの慢性腎不全の症状が見られるようになります。
このほか浮腫(ふしゅ:体のむくみ)や腹水といったネフローゼ症候群の症状をともなうことがあります。
また、肝臓の機能が障害され、低たんぱく血症や出血傾向が生じることがあります。

 

アミロイドの発生には、先天的な要因や免疫介在性疾患、慢性的な感染症やがん(悪性腫瘍)などが関わっていると考えられているそうです。
しかし、そのような疾患を特に抱えていない猫でも、突然アミロイドーシスを発症するケースがあり、はっきりとした原因は不明です。

 

アミロイドーシスの治療は、アミロイドの沈着する部位や原因疾患にあわせて行います。
腎臓にアミロイドが沈着する場合は、腎炎(糸球体腎炎)や慢性腎不全と同様の治療を行います。

 

アミロイドーシスの明確な予防方法はありません。
原因となる慢性の感染症などの病気にかからないように普段から体調管理に気を配り、少しでも気になる症状が見られた際は獣医師に相談しましょう。

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