アメリカンバーミーズの歴史・特徴・性格、かかりやすい病気はどんなの?

アメリカンバーミーズの特徴や性格、かかりやすい病気についてご説明します^^

歴史

特徴的なブラウンの被毛を持った猫(ウォンマウ)から生まれたバーミーズは“ヨーロピアンバーミーズ”と“アメリカンバミーズ”の2種類に分かれました。

 

今回はアメリカンバミーズをご紹介します。
アメリカではシャムやペルシャと並ぶ人気の猫種です。

 

1936年にはCFA(猫血統登録団体)はバーミーズを新しい種類の猫と認めましたが、ブリーダーたちは個体数を増やすためにシャムとの異種交配を繰り返した結果、ウォンマウのような個性的な被毛がなくなり、シールポイントがないだけのシャムに似た猫になってしまったそうです。
というのも、1930年~1940年にかけて、初期のバーミーズはその美しい被毛が大人気となり、子猫を求める人の数が一気に膨れ上がってしまったのです。その要求に応えるための、シャムとのハイブリッドでしたが1947年、このままではいけないとCFA(猫血統登録団体)はバーミーズの登録を停止しました。
そして、純粋なバーミーズは3代にわたって他の猫種の混血がないことという条件を出しました。

 

商売目的で育種を考慮せず繁殖を繰り返してきたブリーダーは去り、残ったブリーダーによって改めてバーミーズの育種が続けられることになりました。
そして1953年になりバーミーズは無事に再登録され、今では愛猫家の間では人気猫種となっています。

 

このスタンダード以降、アメリカンバーミーズより身体の丸いヨーロピアンバーミーズは容姿その他の特徴が異なって記されるようになりました。
アメリカンバーミーズとヨーロピアンバーミーズはそれぞれ異なる国で育種され別の猫種として認定されていますが、原産国はウォンマウの祖国・ミャンマー(ビルマ)とされています。

 

特徴

アメリカンバーミーズは中くらいのサイズで筋肉質、全体と調和する四肢をもつ体重3~6kgのコビータイプです。

 

頭が丸みを帯びていて、ふっくらとした頬、鼻は幅が広く短めが特徴です。
体は、全体的に筋肉質でどっしりとした体型です。

 

最大の特徴は毛色で、ブラウンを中心にブルー、シャンペン、プラチナのダイリュートと呼ぶ色合いになります。
バーミーズの毛は光沢があり、サテンのような手触りの短い被毛なのが特徴です。

 

目のカラーは、イエローとゴールドのみという特徴を持ちます。
また、ゴールドカラーの目だけが血統として認定されています。

 

 

性格

アメリカンバーミーズは大らかな穏やかな性格で誰にでもすぐに懐きます。
環境の適応能力も非常に高いと言われています。

 

また人好きなことから犬のような猫とも言われており、思いやりの心が強いことから“慈悲深い猫”とも言われているようです。
賢い猫なのでしつけも簡単です。
猫は子供が苦手な傾向にありますが、バーミーズは人が好きな性格なので子供の相手もしてくれます。
先住猫がいる場合でも、先住猫との相性が合うか気になりますが、バーミーズは比較的早い段階でその環境に馴染むことができます。

 

鳴き声はとても小さく鳴きます。
穏やかな性格もあり、鳴き声で迷惑をかけることはないと思われます。
マンションや集合住宅でも安心して飼うことができますね。

 

飼い方

アメリカンバーミーズの運動量はやや多く遊び好きです。
キャットタワーや色々なおもちゃを用意して遊んであげましょう。

 

短毛ですが被毛は密集しています。
皮膚の健康維持のためにも、週に何度かブラッシングをしてあげましょう。

 

かかりやすい病気

アメリカンバーミーズは育種の過程でシャムの影響を強く受けた猫ですが、シャムは遺伝性の好発疾患が多いことで知られている猫です。

 

遺伝的に猫伝染性腹膜炎(FIP)への感受性が高い個体が多いとされていますが、この病気は原因がよくわかっておらず、確定的な予防法・治療法がありません。

 

猫伝染性腹膜炎

猫伝染性腹膜炎は猫伝染性腹膜炎ウイルスによって引き起こされる病気で、食欲不振や体重減少、腹部の膨らみなどの症状が見られます。
子猫であれば、発育不良などが見られるでしょう。
さらに、肝臓や腎臓、眼や脳などに肉芽腫と呼ばれるしこりができることもあります。

猫伝染性腹膜炎を治すための薬は開発されていませんので、基本的には悪化を防ぐための対症療法を行い、少しでも進行を遅らせるしかできることはありません。
他にも炎症を抑える薬や、二次感染を防ぐための抗生物質を使って、なるべく痛みや苦しみを緩和してあげます。

FIPのほとんどが、1歳未満の子猫か10歳以上の老猫で発症しています。
また、狭いスペースで多頭飼育をするなどして、過密環境で生活をしていると発症しやすいとも言われています。

まずは、主治医に相談して、最適な治療方法を検討してもらいましょう。

 

緑内障

眼球の中は房水(眼房水)と呼ばれる透明な液体で満たされ、眼圧(眼球内の圧力)を一定に保つことで形状を保っています。
緑内障は何らかの原因によってこの房水の流れが阻害され、眼圧が高くなってしまうために様々な症状を引き起こす病気です。

 

ネコちゃんの場合、遺伝的に起こる「先天性緑内障」や眼球に異常が無く原因も不明な「原発性緑内障」の発症はまれで、他の眼の病気が引き金となって起こる「続発性緑内障」が多いとされています。
この原因には、猫伝染性腹膜炎(FIP)や猫白血病ウィルス(FeLV)感染症、トキソプラズマ症があります。

 

 

症状は上強膜(白眼)の充血、瞳孔の散大、角膜の白濁(角膜浮腫)で瞳孔の散大とはネコちゃ本来明るいところでは細く閉じている瞳孔が、大きく開いたままになってしまう症状です。
また、視覚障害により柱や壁などによくぶつかるようになったり、段差につまずいたり、階段の昇り降りを嫌がるようになったりします。
目の痛みによって目をしょぼしょぼさせたり(羞明)、眼を細める、閉じたままとなる、涙が多くなるなどの症状がみられることもあります。
痛みが強い場合には、食欲や元気がなくなり頭を触れるのを嫌がる様子が見られる場合もあります。

 

内科的治療法および外科的治療法がありますが、ネコちゃんの状態や症状の程度、飼い主の意向などによって治療方法は異なります。
ご自宅での早期発見が重要となりますので、ネコちゃんの眼の大きさ、視覚障害による行動異常、その他眼の異常などのチェックをこまめに行ないましょう。

 

緑内障の治療には現在下記のような点眼薬も使われています。
ちろん病院で診てもらうことが治療法となりますが、薬に関しては通販などでも購入することができます。
緑内障が進行してしまう前に使用するとより効果的です。

緑内障治療のためのお薬⇒

 

流涙症

涙を排出する涙管が詰まることが原因で、涙が多く出たり、湿疹などが起こってしまう病気です。
涙が原因で、目の周りの毛が変色した状態を涙やけと言います。

 

命にかかわる病気ではありませんが、まぶたが炎症を起こしたり、感染が原因で皮膚病を発症したりすることもあります。
悪化させると長引いてしまいますので、早急な治療が必要です。

 

流涙症の原因はいくつかありますが、まず角膜炎や結膜炎をはじめとした目の病気が考えられます。
ほかに目に異物が入ったり、排気ガスや煙などの刺激物が角膜や結膜に刺激を与えたりすることで涙の分泌量が増える場合もあります。
原因によって、目と鼻をつないでいる器官である鼻涙管が詰まったり狭くなったりすることも考えられます。

 

涙と一緒に目やにが出る場合も多く、それが原因で目頭から鼻筋が汚れてしまい皮膚が赤く腫れてしまうことがあります。
目やにが多いようなら点目薬などを処方してもらい治療します。

 

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