早期治療で進行を抑えられる犬の関節リウマチの症状とは?

人間のものとは少し病態が異なりますが、関節リウマチは犬にも発症する自己免疫疾患、つまり免疫機能の異常によって起こる関節炎です。はっきりした原因はわかっておらず、そのため確実な治療法もまだありません。関節リウマチのしくみをよく知って、普段から関節に負担のかからない生活を心がけて予防してあげましょう。

 

【症状】関節にこわばりや痛み

関節リウマチは、主に四肢の末端の関節(足首や手首)に症状が現れます。初期症状は犬によって差があり、ほぼ無症状の場合も少なくありません。あるいは、朝起きたときに手足の関節にこわばりや痛みがあったり、全身症状として発熱や食欲不振、足を引きずるなどの症状がみえることもあります。症状があまり見られない場合でも、関節リウマチは進行性の病気のため放置すれば病状は確実に悪化していきます。激しい痛みを伴って関節が変形し、歩行するのも困難になってしまいます。

 

【原因】免疫機能の異常が原因か

犬の関節リウマチは自己免疫疾患のひとつで、本来は細菌などを攻撃するはずの免疫システムに異常が生じて引き起こされるといわれています。しかし、関節を構成する滑膜や軟骨などをなぜ誤って攻撃してしまうのかはまだ解明されていません。

なお、関節リウマチはどの犬種もかかる可能性がありますが、その中でも特にシェットランド・シープドッグ、ミニチュアダックスフント、プードル、シーズー、マルチーズなどの小型犬は発症しやすいといわれます。

 

【治療】痛みを和らげる内科的治療

痛みを和らげるために、抗リウマチ剤や炎症鎮痛剤を投与して治療します。脱臼を起こしていなければ、適切な治療によって2週間から4か月ほどで症状が改善されるでしょう。肥満であれば足腰に余分な負担がかかりますので、食事管理と適度な運動で体重の減少をはかります。

 

【予防】早期発見で進行を抑える

関節リウマチは進行性の病気なので、一度かかってしまうと根本的な治療は難しいとされています。しかし、なるべく早く気づいて治療を開始することで症状の進行を抑えることが可能ですので、関節リウマチにかかりやすいとされている犬種であれば特に普段から愛犬の動きに注意するようにしましょう。歩き方の変化などはもちろん、初期には発熱のみの場合もありますので、気になる症状があれば早めに病院で診察を受けるようにしましょう。

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