重症の場合、歩けなくなってしまう!椎間板疾患にならない為に気をつけること!?

椎間板疾患とは、椎骨と椎骨の間にある円板状の軟骨が脊髄神経の付近にヘルニアを起こし神経部分を圧迫してしまう状態です。何年も徐々に負担をかけていき、年を重ねるごとに発症しやすくなります。

【症状】椎間板疾患の症状

軽度の場合歩行を嫌がるようになる為、動かなくなったり、過敏になったりします。

重度の場合、歩行不可能な足の麻痺、痛覚もなくなる完全な麻痺、排便、排尿の障害などがあらわれます。また左右の歩き方がジグザグになるような歩き方(千鳥足)になることがあります。

【原因】椎間板疾患の原因

過度の外圧

椎間板の外側にある繊維輪は基本的には頑丈です。しかし交通事故や高いところからの転落、壁への衝突等による瞬発的な力が加わると、破れて中の髄核が飛び出してしまうことがあります。特にミニチュアダックスフンドを代表とする胴長のペットの場合、力学的に背骨に負担が加わりやすいため発症しやすくなります。

肥満・老化

肥満による体重増加も椎間板疾患の原因になります。
また、老化によってコラーゲン繊維が弱化すると、圧力を支えきれなくなり、繊維輪が破れてしまうことがあります。

犬種

小型や短足になるよう選択繁殖されてきた犬は、軟骨の形成に異常を抱えていることがあります。こうした犬種の繊維輪は通常に比べてもろく、それだけヘルニアの危険性にさらされることになります。また、軟骨異栄養症の素因(遺伝子)を持っている軟骨異栄養犬種は骨の成長期(6ヶ月~2歳)の段階から椎間板の変性期が始まり若年齢(2~7歳)に椎間板疾患のピークを迎えることがあります。軟骨異栄養症は主に(ダックスフンド、チワワ、テリア、トイプードル)など小型で胴長な犬がなりやすいです。最も椎間板を発生しやすいのは太り気味のダックスフンドになります。

【治療】 椎間板疾患の治療

対症療法

ヘルニアが軽度の場合は、症状の軽減を目的とした治療が施されます。具体的には非ステロイド系の薬や抗炎症薬の投与などです。また、ヘルニアが悪化しないように運動制限を行い、症状が良くなったら肥満を解消したりします。

手術療法

ヘルニアが重症の場合は、手術によって飛び出した髄核を物理的に除去してしまいます。また近年は、「経皮的レーザー椎間板減圧術」といった、体への負担が軽くて済む治療法も開発されています。しかし、ヘルニアの手術で100%完治するとはいいきれません。

歩行の補助

近年は犬用の車いすが普及してきています。運動機能の回復が見込めない場合は、こうした補助用具を用いて愛犬の生活にストレスを与えないことが必要です。

【予防】 椎間板疾患の予防

予防法は主に肥満防止です。肥満防止を行うことで脊髄の負担を減らすことができます。しかし、ダイエットという発想がいいとは言えません。あくまでも、適度な運動と食事管理が重要になります。

キーワード・タグ:

関連記事

記事検索

カテゴリー

タグ

閉じる