成長期の小型犬によくみられる、レッグ・ペルテス病ってどんな病気?

レッグ・ペルテス病は、「レッグパーセス病」または「大腿骨頭壊死病」とも呼ばれ、生後1年以内の成長期にあたる幼齢犬によくみられます。はっきりとした原因は不明ですが、大腿骨への血流が不足することにより骨頭が壊死してしまう病気です。発症するとまっすぐに歩くことが困難になり、生活にも支障をきたします。

 

【症状】足を引きずるなどの歩行障害

レッグ・ペルテス病は生後3カ月から12カ月くらいの間に発症することが多く、おもに歩行障害の症状があらわれ、ほとんどの場合が片足に起こります。後ろ足の血管のはたらきに異常が起き、足を痛がる、足を引きずる、地面に足を着けないようにして歩くなどの様子がみられます。股関節周辺の痛みもあるので、触られるのを嫌がることもあり、症状が悪化すると満足に歩くことも困難になります。

 

【原因】明確な原因は不明

レッグ・ペルテス病の明確な原因は不明ですが、大腿骨頭への血流が阻害され骨頭が壊死することによって起こります。ウェスティ、トイプードル、パグ、ミニチュア・シュナウザー、ヨークシャーテリア、ポメラニアンなどの小型犬種に好発しているため、遺伝的な要因の関連が推測されています。そのほかにも、ホルモンの影響や栄養障害、循環異常、外傷などさまざまな原因との関係が考えられています。

 

【治療】外科手術が一般的

大腿骨頭の壊死・変形が少なく症状が軽い場合には、ペットをできるかぎり運動させない安静療法を徹底し、鎮痛剤投与などの内科的治療を行います。しかし、これらの治療によって一時的に症状を抑えることができても病気自体は進行してしまうので、治癒にいたることはありません。そのため、通常では壊死した大腿骨頭を切除する外科手術を行います。手術後は運動機能の回復をはかるために、長期間にわたってリハビリを行う必要があります。適切な時期に手術を行い、術後管理が徹底されれば、ほとんどの場合経過は良好です。

 

【予防】レッグ・ペルテス病の予防は困難

レッグ・ペルテス病は原因不明の病気であるため、予防も困難です。とくにこの病気になりやすい犬種であれば、ふだんから歩行の様子を気をつけて観察し、異変が見られたら早めに治療することが重要です。また、遺伝的要因との関連も考えられるため、万が一ペットがレッグ・ペルテス病と診断されたら、避妊・去勢手術が勧められることになります。

キーワード・タグ:

関連記事

記事検索

カテゴリー

タグ

閉じる