異変があればすぐに受診を!骨をむしばむ骨肉腫という病気~症状と治療法~

骨にできるガンである骨肉腫は、犬では高齢の大型犬に多くみられる病気です。激しい痛みをともない、進行が早いために気がついた時には肺に移転しているというケースも少なくありません。骨肉腫にかかるとどんな症状がでるのか、またどんな治療を行うのかについてご紹介します。

 

【症状】足を引きずり患部が腫れる

骨肉腫は四肢に発生する悪性腫瘍で、発症すると痛みのせいで足を引きずったり、患部が腫れるなどの症状があらわれます。進行が非常に早く数日から2週間ほどの間に悪化していき、また肺に転移しやすいという特徴があり呼吸不全を引き起します。四肢以外にも、脊椎やあごの骨に発生することもあります。触られるだけでも激痛を感じるため、歩くのを嫌がったり、食欲不振、元気の消失などの症状もみられます。

 

【原因】なりやすい年齢と品種

骨肉腫が発症するメカニズムについては、まだ明らかになっていません。若い頃に粉砕骨折してから、7~8年後に骨肉腫を発症するケースがみられることもあります。犬も猫も中高齢に発症例が多く、犬の場合はゴールデン・レトリバー、グレート・ピレニーズ、ラブラドール・レトリバー、シベリアンハスキーなどの体重が重く足への負担が大きい大型犬に発症しやすい傾向があります。また、まれではありますが1歳半から2歳の間に発症することもあります。

 

【治療】断脚手術の後に抗がん剤治療を行う

骨肉腫は転移しやすいという特徴、それに加えて激しい痛みを取り除くという目的においても、腫瘍のある足を切断する外科手術を行い、術後は抗がん剤投与を行うのが一般的な治療法です。腫瘍の場所や状態によっては手術を行わずに放射線療法を行う場合もありますが、あくまで痛みの緩和が目的であり治癒は期待できません。骨肉腫は完治が難しく、外科手術を行っても再発する可能性が残ります。

 

【予防】異変に気づいたらすぐ受診する

骨肉腫は予防が難しい病気です。進行が早いので、足を引きずっている、歩き方が不自然、足の一部に腫れがみられるなどの異変に気づいたら、ただちに病院で診察を受けましょう。小さい頃から適切な食事管理をこころがけ、体重が増えすぎないように注意しましょう。適度な運動で筋肉をつけることは足の負担を減らしますが、過度な運動は逆に負担になるので控えるようにしましょう。

キーワード・タグ:

関連記事

記事検索

カテゴリー

タグ

閉じる