【重要】新型コロナウイルス感染症の影響による、お荷物遅延に関して

フィラリア予防薬

犬や猫の心臓や肺動脈に寄生するフィラリアによって発症するのがフィラリア症です。フィラリア症は、治療をせずに放置していると死に至るケースもある重大な疾患で、猫のフィラリア症に関しては、現在でも治療法は確立されていません。
そのため、犬猫共にフィラリア症に対する最善の対策は予防となっています。フィラリア症は、適切に予防薬を使えば100%予防できるため、飼い主の努力次第で確実にフィラリアからペットを守ってあげられます。
日本では、予防薬としてカルドメックやレボリューション、ストロングハートなどが有名です。ジェネリック医薬品も多数登場しており、薬の種別もスポットオンタイプやチュアブル(おやつ)タイプなど幅広くなっており、フィラリア予防によって飼い主やペットへの負担が小さくなっています。
⇒フィラリア予防薬選びに迷ったらこちら
ハートガードプラス(カルドメック)

ハートガードプラス(カルドメック)

5,000円

カルドメックの海外仕様です。蚊の発生から終息の2ヶ月後までの間、1ヶ月間隔定期投与によってフィラリア症を完全に予防します。 牛肉味のチュアブル(おやつ)なので、ストレスなく毎月の投薬が可能です。

ブロードライン・スポットオン猫用

ブロードライン・スポットオン猫用

5,500円

ブロードライン・スポットオンはフィラリア・ノミマダニの予防・寄生虫駆除薬です。1本で多くの外部寄生虫と内部寄生虫の駆除及び予防ができます。経口薬が苦手なペットにも最適です。

ハートプロテクトプラス

ハートプロテクトプラス

2,500円

ハートプロテクトプラスは、ハートガード(カルドメック)のジェネリック医薬品です。フィラリアの幼虫を除去しフィラリア症の感染を防ぎます。また回虫類や、鉤虫類にも効果があります。

ネクスガードスペクトラ

ネクスガードスペクトラ

8,800円

ネクスガードスペクトラ はノミやマダニを駆除し、フィラリア予防、回虫などの内部寄生虫にも効果があります。フィラリアへの有効性も1ヵ月持続し、チュアブルタイプなので食べやすいです。

ストロングホールドプラス

ストロングホールドプラス

4,900円

フィラリア・ノミ・マダニなどの寄生虫の予防を同時に行う商品として人気のレボリューションプラスのヨーロッパ版です。有効成分はレボリューションプラスと同じとなり、スポットオンタイプなので、経口薬が苦手な猫に最適です。

ストロングホールド

ストロングホールド

3,200円

フィラリア・ノミダニの予防を同時に行う商品として人気のレボリューションのヨーロッパ版です。中身は全く同じです。6本入りでお得です。便利なスポットオンタイプなので、経口薬が苦手なペットに最適です。

ストロングハート・プラス

ストロングハート・プラス

2,400円

ストロングハート・プラスはハートガードプラス(カルドメック)のジェネリックです。フィラリア駆除や予防の他に寄生虫駆除も可能です。ミートフレーバーのチュアブルなので食べさせやすいです。

キウォフハート

キウォフハート

2,100円

本製品キウォフハートは錠剤タイプのフィラリア予防薬で、フィラリア症感染を予防するのと同時に、お腹の虫を駆除してくれます。 月1回の簡単な投薬で、犬糸状虫の幼虫が成虫になるのを妨ぐ効果も期待できます。

レボリューション

レボリューション

5,600円

ノミ・犬回虫・フィラリア・耳ダニからペットを守るお薬です。スポットオン式、小型犬用で、投与後24時間で全身に広がりペットを守ります。シャンプーの影響を受けません。フィラリア成虫への殺効果はありません。

インターセプターチュアブル

インターセプターチュアブル

7,500円

フィラリア予防と体内寄生虫駆除が出来るお薬です。蚊の発生から終息の1~2ヶ月後までの期間与えてください。美味しいおやつタイプですので、無理なく食べさせることが出来ます。

バジルガードプラス

バジルガードプラス

2,500円

バジルガードプラスはハートガード(カルドメック)のチュアブルタイプのジェネリック医薬品です。月に1度の投薬で犬のフィラリア症感染を予防できます。その他、回虫と鉤虫にも効果があります。

パラスタープラス犬用

パラスタープラス犬用

9,000円

パラスタープラス犬用は、ノバルティス・アニマルヘルス社が開発、販売している犬用のノミダニ駆除薬です。 愛犬に寄生するノミやマダニを効果的に駆除するほか、シラミも同時に駆除してこれらの寄生虫による症状を改善します。

カルドメックチュアブル

カルドメックチュアブル

5,000円

カルドメックチュアブルは、日本でもっとも有名といえるフィラリア予防薬です。 海外ではハートガードプラスという名前で販売されており、中身は全く一緒です。

フリーアウェイ虫除けタブレット

フリーアウェイ虫除けタブレット

5,900円

フリーアウェイ虫除けタブレットは、蚊やノミなどの害虫を遠ざける効果があるペット用のサプリメントです。 人間には感知できない特別な臭気を放つ効果があり、寄生虫がペットの発する二酸化炭素を察知できないようにする効果があります。

センチネルスペクトラム

センチネルスペクトラム

9,200円

センチネルスペクトラムは、フィラリア症を予防する犬用のフィラリア予防薬です。 有効成分であるミルベマイシンオキシムが、皮下組織中や筋肉中に潜んでいるフィラリア幼虫の神経伝達を阻害します。

フィラリア症とは

蚊

フィラリアは犬へ感染する疾患の一つで、気をつけなければ勝手に感染しているケースは少なくありません。
特に、最近では地球温暖化などによって夏では酷暑、冬では暖冬と蚊の生活時間の延長や生活環境の広がりを見せています。
そのため、フィラリア症にならないようにするためのフィラリア薬を投与する期間が長くなっていたりします。

フィラリア症はフィラリアと呼ばれる寄生虫に寄生されることで発症する疾患です。
このフィラリアの寄生先は宿主である犬や猫の心臓になります。
フィラリア感染の経路は蚊の吸血です。

既にフィラリアに感染している犬から蚊が吸血することで、蚊の体内にミクロフィラリアと呼ばれるフィラリの幼虫が入り込みます。
その後、フィラリアに感染していない犬に吸血するタイミングで蚊の体内入りこみ寄生します。

犬や猫の体内に入ったミクロフィラリアは成長していきながら、最終的な寄生先である心臓を目指します。
心臓に到達すると、心臓で新たに成虫になったフィラリアがミクロフィラリアを産んでミクロフィラリアは感染したペットの血管をめぐり、新たな寄生先を探すのです。

フィラリア症は発症してしまうと、治療が非常に大変であり治療できても後遺症が残ってしまうようなケースもあるため、適切に対処することが必須です。

前述の通り、フィラリア症は100%の確率で予防できます。
適切にフィラリア薬を使って予防しましょう。

フィラリア予防薬の種類

もし、愛犬や愛猫がフィラリアに感染した蚊に刺されたとしてもフィラリア薬を適切に投与していれば、感染のタイミングで駆除できます。
そのため、フィラリアは成長して最終着せ先となる心臓や肺動脈にたどり着けず体外へと排泄されます。
こうした効果は1ヶ月もつので、月に1回飲ませることで駆除と予防を継続的に粉えます。

もしも愛犬、愛猫のフィラリア予防薬選びに迷っているなら、まずはフィラリア予防薬を徹底的に比較してみたこちらも参考にしてみてください。

フィラリア予防薬徹底比較

チュアブルタイプ

ハートガードプラス(カルドメック)

ハートガードプラス(カルドメック)

カルドメックという名前で国内販売されているのがハートガードプラスです。
病院などで処方されることも多い人気の薬であるため、投与方法などを把握している人も少なくありません。ハードガードプラスはフィラリアの予防や (消化管内線虫)を駆除し、愛犬を守ります。チュアブルタイプなのでおやつ感覚で食べてくれるので投与が簡単です。

ストロングハートプラス

ストロングハートプラス

ハートガードプラス(カルドメック)のジェネリック医薬品(後発医薬品)です。
成分や効果が全く同じでありながら価格が安価であるので、フィラリア予防のコストを抑えられます。

ハートプロテクトプラス

ハートプロテクトプラス

同じくハートガードプラス(カルドメック)のジェネリック医薬品(後発医薬品)で、ストロングハートよりも安い価格になっています。パッケージが日本語なので、英語が苦手な方でも安心です。

バジルガードプラス

バジルガードプラス

ハートガードプラス(カルドメック)のジェネリック医薬品(後発医薬品)です。こちらも日本語パッケージで説明書もついているため、英語が苦手な方も使えます。

キウォフハート

キウォフハート

キウォフハートはハートガードプラス(カルドメック)のジェネリック医薬品で、犬がもっとも好むミートフレーバーがついているため、投与が非常に容易になっています。

インターセプターチュアブル

インターセプターチュアブル

フィラリア以外の寄生虫に対しても駆除や予防に効果があります。一回の投与でフィラリア予防と体内寄生虫駆除が可能であるため、薬が苦手な愛犬への負担も少ないためおすすめです。

センティネルスペクトラム

センティネルスペクトラム

フィラリアだけでなくノミ、ダニ、条虫、回虫、鉤虫、鞭虫などの様々な寄生虫に対して効果を発揮します。
効果も駆除だけでなく予防にも使えるため、駆除後の再寄生に対しても効果があります。
ビーフ味のチュアブルなので、お薬が苦手な愛犬でもおやつ感覚で投薬が可能です。
人気の高いお薬です。スマイルペットでは大型犬サイズのみ取り扱っています。

スポットオン(ピペット)タイプ

アドボケート

アドボケート

マダニや条虫を除くほぼ全ての寄生虫に対して効果的なオールインワンのフィラリア薬です。スポットオンタイプの予防薬なので、肩甲骨の間に滴下するだけで投与できます。
チュアブルタイプでもダメだったワンちゃんにもスポットオンタイプなら使えます。

レボリューション

レボリューション

フィラリアの予防とノミ・ダニ駆除を同時に行う商品として人気です。
耳ダニに対しても効果を発揮するので、耳ダニ予防にも使えますが、マダニに対しては効果を発揮しないため、マダニに対しては別途予防や駆除が必要になります。

感染の仕組み

フィラリアの成長と犬への感染

フィラリア症の原因となるフィラリアは白く細長い形状をした寄生虫です。
フィラリアは成虫になるとメスで20cm、オスは30cmほどの体長になります。
フィラリアの成長過程と犬への感染、フィラリア症の予防は密接に関連しているのでぜひ知っておきましょう。
以下はフィラリアの成長過程です。

  1. (1)フィラリアに感染している犬の体内で、フィラリアのメスが幼虫であるミクロフィラリアを産む。
  2. (2)蚊が感染している犬から吸血することで、血液中のミクロフィラリアが蚊に移動する。
  3. (3)蚊の体内でミクロフィラリアが第1期幼虫から第3期幼虫まで成長し蚊の吸血針に新たな宿主に寄生するために移動します。
  4. (4)ミクロフィリアを保有する蚊がフィラリアに感染していない犬から吸血するタイミングで、フィラリア幼虫が犬の体内へ移行します。
  5. (5)犬の筋肉や脂肪のなかで感染したフィラリア幼虫は、第3期幼虫が第4期幼虫へ、その後も成長を続けながら移動し、心臓や肺動脈に到着して成長へと寄生します。

第5期幼虫から成虫へ成長するまでに約半年かかるといわれています。
そして、成虫となったメスのフィラリアはミクロフィリアを産みます。その後はここで紹介した順番の最初に戻ります。

フィラリアは複数の成長段階を経ることと、犬から蚊へ、そして蚊から犬へというように異なる個体のなかで成長していくといった特徴を持っています。

フィラリア症の症状

初期症状と症状の進行

感染の仕組み】でも説明したように、フィラリアのライフサイクルはいくつもの段階に分かれており、全体で数カ月にも及びます。
そのため感染後すぐに目立った症状が出たりすることもなく、感染に気付けないケースがほとんど。

眼に見えた症状が出るのは、フィラリアが成虫まで成長して心臓や肺動脈に寄生してからというケースがほとんどであるため、症状が出る=手遅れと考えて問題ありません。

心臓や肺動脈にフィラリアが寄生すると、フィラリアが血管を狭めるため血流が悪化します。
血流が悪化することで、運動をしたときなどに効率よく酸素を取り込めなくなり呼吸器系に異常をきたし、「せきが出る、元気がない、呼吸が苦しそう、散歩を嫌がる、食欲の低下」といった症状として現れます。

フィラリアの成虫が増加すると、血管は更に狭まり血流がより悪化します。
せきや荒い呼吸の頻度が多くなる、体重の減少、毛づやが悪くなる、血尿、脱毛、腹水のためにおなかが膨らんでくるなどの症状があらわれます。

フィラリア症の末期症状

フィアリア症は末期になると、激しいせきをする、胸部に水が溜まる、貧血、失神する、心臓肥大、肝硬変、呼吸困難などがみられます。
心臓や肺動脈が寄生虫であふれている状態で、血液が流れる余裕もごくわずかとなってしまい、血管が詰まる一歩手前の状態です。

心臓の機能が十分でなくなることで全身の臓器がうっ血状態になり、肝臓・腎臓・肺などの重要臓器が機能不全を起こし、最終的には心不全を起こして命を落とすことになります。
こうした末期症状まで進行してしまうと薬による治療は不可能です。
投薬でフィラリアを死滅させること自体は可能ですが、死んだフィラリア成虫が一気に血管を流れることによって、血管が詰まってしまうリスクが非常に高いためです。

ですから、末期になった場合は、寄生虫を取り除くために外科手術を行うことになります。
手術も犬にとって非常に大きな負担となりますし、愛犬の健康状態や年齢によっては、外科手術に耐えうる体力がないと判断され、成す術が無い状態になる場合もあります。

それ故に、フィラリアはフィラリア症が発症する前の予防や感染しても、早期発見、早期駆除が大切です。

フィラリア症の検査方法、値段は?

フィラリアは予防薬で防ぐことのできる病気です。
しかし、予防薬をただ使えばいいというわけではなく、投薬前に「フィラリア症の検査」を行う必要があります。

フィラリアの検査はなぜ必要なの?

フィラリアの予防薬を与えていれば予防できているはずなのに、なぜ検査が必要なのでしょうか?
それは、拾った犬や貰った犬の場合、既にフィラリアに感染していて症状が出ている場合があるためです。
そうした犬に対して、投薬してしまうと死滅したフィラリアが血管を詰まらせてしまい急死といった場合があります。
そのため、最初に検査を行い、感染の有無を確認して感染してない場合に初めて予防薬を使えるようになります。

また、定期的に検査をしてあげることで、フィラリアの感染有無を確認できます。
これは、フィラリア薬を与えているつもりでも、犬が隠れて吐き出していたり予防できる期間を間違えて与えてしまっていたり予防薬を与えた時期に体調が悪くてしっかり消化吸収されていなかったなどの、きちんと予防できていないケースが意外とあるためです。

途中に検査してあげることで、実は投与できていなかったという事に気づくこともあります。

そのため、毎年フィラリア予防薬を投与する前には、検査をして感染しているかどうかを確かめる必要があります。

フィラリアの検査はいつ受けるの?

フィラリアの検査は、予防薬を投与する時期に合わせそれより先に行います。フィラリア予防薬の投薬時期はこちらをご覧ください→【投薬時期】この期間の前に、フィラリアの検査を受けて感染の有無を確認し、感染している場合は病院で適切に対処しましょう。

どんな検査をするの?

フィラリアは主に2種類の血液検査で感染の有無を調べることができます。

(1)フィラリア抗原検査
専用キットを使用して、フィラリア成虫の分泌物を検出します。
数滴の血液で検査することができ、数分で診断が完了します。現在最も感度が高い診断方法であり、動物病院では基本的にこちらの検査が行われます。

(2)ミクロフィラリア検査
血液を直接顕微鏡でフィラリア幼虫がいるかどうか確かめる方法です。
もしフィラリア成虫が出産していれば、顕微鏡でミミズのような幼虫を確認することができますが、この検査は非常に精度が低く、感染していても検出できる可能性は2割ほどとなっています。

気になるフィラリア検査の費用は?

毎年受けるフィラリア検査、費用はいくらぐらいでしょうか?
検査費用は病院によって違いますが、一般的には1,000~5,000円くらいが多いようです。
また、血液検査でフィラリア感染を調べるついでに内臓など全身状態も一緒に調べる病院もあり、調べる項目によって7,000~10,000円近くする場合もあります。

そのため、病院で検査を受ける場合は検査内容や費用についてよく相談した上で検査を受けるようにしましょう。

フィラリア症に感染してしまったら?

もし、フィラリアに感染した場合の症状は寄生しているフィラリアの数や成長度合いによって異なります。
当然、治療法も変わります。前述の通りフィラリアの成虫は心臓や肺動脈に寄生するため、寄生されてしまうと完治は困難になります。
疑わしい症状がみられたら検査を受け、なるべく早く治療を行うようにしましょう。

どんな治療が行われるの?

フィラリア症の治療は、犬の年齢や寄生しているフィラリアの数の多さによって異なります。
多くの場合は下記の通りになります。

(1)重症の場合は外科手術
心臓や肺動脈に寄生しているフィラリアを取り出す外科手術を行います。
こちらの手術は全身麻酔で行うため犬の体には大きな負担がかかり、高齢犬に対しては適用できない場合もあります。
また、手術自体の難易度は非常に高く、熟練の獣医師に執刀を依頼することが望ましいでしょう。
飼い主の費用的な負担も一番大きくなるのがこのケースです。

(2)駆虫薬でフィラリアを駆除
獣医師の指示のもと駆除薬を投与しながら、少しずつフィラリアの数を減らしていく方法です。
ただし、強めの駆除薬を用いてフィラリア成虫を駆除する方法は、毒性が強いため犬自身に影響が出てしまう可能性があり、中毒に注意しなければいけません。
また、たくさんの死滅したフィラリアが肺動脈や心臓に詰まって急死といった可能性もあります。

(3)駆除せずに対症療法
犬に治療に耐えうる十分な体力がなかったり、持病があったり、麻酔のリスクが高いなどの理由で手術や駆虫薬での治療が困難な場合は、症状に対する対症療法を中心に行います。
対症療法では、貧血対策や、腹水や胸水を排泄するために利尿剤を投与する、呼吸を助ける気管支拡張剤を投与する、などの治療が行われます。
治療しながら5~6年といわれるフィラリアの寿命を待つことになりますが、症状は徐々に進行していき、いずれは末期症状があらわれます。
フィラリアに感染してしまうと、どんな治療法を選んだとしても犬は体にダメージを受けたまま生活することになります。
ダメージを受けた肺や心臓は元のような状態には戻れず、激しい運動などは控えて生涯安静に暮らしていかなければなりません。
また血流の悪化に伴い、他臓器の機能にも影響が出るリスクが高くなります。

上記のような治療法が取られますが、感染してからの治療は基本的にペットに対する負担が大きくなるも野しかありません。
そのため、フィラリア症に対する最善策は、フィラリア予防になります。
フィラリアは予防薬で100%防げるため徹底して寄生させないことが最善策なのです。

投薬時期

フィラリア予防薬を与えるタイミングは?

フィラリア症は、予防薬で完全に防ぐことのできる病気です。
毎年予防の時期が近づいたら、病院でフィラリア感染の検査を受け、陰性であることを確認したうえで予防を実施します。

フィラリア症の予防薬には錠剤やチュアブルタイプなどの内服薬や、皮膚につけるスポットオンタイプがあります。
どういったタイプでも効果が1ヶ月程度持続するため、蚊が活動する期間は月に一回投与します。
大切なのは、「蚊が見られる1~2か月前から、蚊がいなくなった1~2か月後まで」月一回の投与を続けることです。
1~2か月の余裕をもって投与する理由は、温暖化などによって蚊の活動が早まっていることと、活動がなくなっても目視できていないだけで、活動していて感染するケースがあるためです。

期間としては、長くなりますが確実にフィラリアからペットを守るためには必要不可欠なことになります。

子犬はいつから予防すればいいの?

ここまでは紹介したのは成犬のフィラリア予防についてです。
では、子犬のフィラリア予防はどうしたら良いでしょうか。
フィラリア予防薬は生後90日から投与が可能とされています。ただし、蚊がいない寒い時期に生まれた子犬であれば、蚊が発生しはじめる4~5月頃まで90日以上経っていたとしても、予防薬投与を行わなくても問題はありません。
しかし、蚊の多い時期に生まれた子犬の場合はどうでしょう。
当然フィラリアへの感染リスクはゼロではないので、獣医師とよく相談して早めの予防を行うことも検討してみましょう。
現在では、生後90日に満たずとも投与できる安全性の高いフィラリア薬もあります。

猫にも感染する?

フィラリア症は犬によくみられる病気として知られていますが、実は猫もフィラリア症にかかります。
猫のフィラリア症はあまり目立った症状がみられなかったり、ほとんど無症状であるケースもあり、発見が遅れることも少なくありません。
また、突然死するケースもあるため、フィラリアに気づけないままということも。
そのため、猫に対してもフィラリアの予防は徹底することが何よりも大切です。

どんな症状が出るの?

猫のフィラリア症の症状は、初期と後期で異なります。
感染初期では、おう吐のほかにせきや呼吸困難などの呼吸器症状が主にあらわれます。
しかし、猫のフィラリアは食欲の低下や嗜眠(眠っていることが多くなる)などの症状だけがみられたり、無症状のまま経過するケースも少なくありません。
一方で、感染後期では症状が非常に重く、急に肺障害が起きて突然死する場合もあります。また、死滅したフィラリア虫体が肺動脈に詰まったり、虫体によってアナフィラキシーショックを起こすこともあります。

どうやって感染するの?治療法は?

猫へのフィラリア感染も犬と感染経路は同じです。
感染した犬や猫から蚊が吸血して蚊に移動し、感染していない犬や猫から吸血することで感染していない犬や猫にフィラリアが感染します。
猫は、犬に比べ心臓が小さいため、成虫の数が少なくても、負担が大きく重症になりやすいです。

猫のフィラリア症の治療は、症状の緩和を目的にした対症療法が中心です。
ステロイド剤や気管支拡張剤を投与して、フィラリアの寄生によるせきや炎症を抑えます。
これらの治療はフィラリア成虫が寿命を迎える2~3年間、自然と死滅するまで続けられます。

対症療法以外では内科的治療では成虫駆除薬を投与する方法もあります。
しかし、フィラリアの寄生数や猫の状態によってはアナフィラキシーショックなどの合併症が起こる危険性があるためあまり行われていません。
外科的治療では、心臓に寄生した成虫を取り除く手術が行われることもありますが、フィラリアの虫体を除去しても肺の症状は残るため、術後も投薬を続ける必要があります。

猫のフィラリア予防法

猫のフィラリア症は症状があまり目立たない、少数の寄生でも重症化してしまうといった特徴があるため、犬と同様しっかりフィラリア症予防することが重要になってきます。
猫専用や犬猫兼用のフィラリア予防薬を毎月一回投与して、フィラリアから愛猫を守ってあげましょう。投薬期間については犬と同様です→【投薬時期

フィラリアは人間にも感染する?

もともとフィラリアは犬を最終宿主としている寄生虫ですが、人間に感染するリスクはゼロではありません。日本国内でも実際に人が感染した事例が確認されています。
しかし、人間へフィラリアが感染しても免疫機能によって、フィラリアの幼虫を攻撃するため成長過程でほとんどが死んでしまいます。

フィラリアの人への感染ルートとは?症状は?

犬への感染と同じく、フィラリア幼虫を保有している蚊に吸血される際に感染します。
人間の体内に寄生したフィラリアが成虫になることは少ないですが、ごくまれに成長して肺動脈の塞栓や皮下、腹腔に腫瘤を形成することがあります。
上記以外にも、せきや血痰、胸の痛み、呼吸困難などを引き起こすことがあるとされていますが、無症状である場合もあるため無症状では感染に気付けないことも。
定期検診などで肺のレントゲン検査を受けた際に肺がんや肺結核などが疑われ、腫瘍を切除して調べたところじつはフィラリアの結節だったと判明することが多いです。
フィラリアに感染している犬と接触で直接感染するといったことはありませんが、蚊を媒体として感染することから、飼っている犬のフィラリア予防を徹底することが飼い主の予防にもつながるといえるでしょう。

閉じる