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ノミ・ダニ駆除薬

現在、世界中に寄生虫と呼ばれる種類の虫は数千種類にも及ぶと言われています。そんな寄生虫の中でも、犬や猫に最も一般的に見られる寄生虫がノミ・ダニです。愛犬や愛猫に寄生したノミはペットの体から離れずに吸血と産卵を繰り返しながら、爆発的な繁殖力で増加します。
一方、マダニに寄生された場合は痒みはありませんが、マダニは自分の体重の何倍もの血液を吸血することができるため、大量に寄生されるとペットが吸血によって貧血になることも。ノミやマダニは人に対してもさまざまな感染症の媒介にもなるため、適切な駆除が必要です。
現在、国内で利用されているノミ・ダニ駆除にはフロントラインがあります。ノミの卵やシラミの駆除も可能なフロントラインプラスなどのバリエーションや、ジェネリック医薬品もあり、安価でノミ・ダニ駆除を行えます。
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トロイイヤードロップス

トロイイヤードロップス

2,400円

トロイイヤードロップスは耳ダニ治療、かゆみ緩和、耳にある傷からの感染を防ぐペットのための点耳薬です。耳ダニに感染してしまった後にも効果のある薬ですので万が一に備えとして購入される方も多い薬です。

ブラベクト

ブラベクト

8,200円

ノミ・マダニの駆除に有効な薬です。ポーク風味の錠剤で、1回の投与で3か月間効果を発揮します。ブラベクト錠は、3か月に1回(年4回)の投与で年間を通じたノミ・マダニ駆除ができます。

ネクスガード

ネクスガード

4,500円

ネクスガード チュアブル 犬用はノミやマダニを駆除してくれるお薬です。ノミに対して速効性が高く、成虫の産卵を許さないのでノミが卵を産んでしまう前にしっかりと駆除することが出来ます。

メロニルプラス

メロニルプラス

2,200円

メロニルプラスはフロントラインプラスのジェネリック医薬品でノミ、マダニ、ハジラミ、ダニ麻痺症、ノミアレルギー皮膚炎の治療薬です。ペットの首筋に投薬するだけで、全身に広がり守ってくれます。

フロントラインプラス

フロントラインプラス

3,900円

ノミ・マダニに対し優れた効果を発揮する駆除薬です。首筋に滴下するタイプのスポットオン式で、投与後24時間で全身に広がりペットを守ります。成分は皮脂腺に蓄えられるのでシャンプーの影響を受けません。

フロントラインスポットオン

フロントラインスポットオン

4,400円

ノミ・マダニを駆除する滴下タイプの商品です。ノミ成虫・卵を駆除し、幼虫の発育を防ぎます。効果は1ヶ月~3ヶ月、マダニに対しては約1ヶ月効果が持続します。投与後24時間はシャンプーを控えてください。

フロントラインスプレー

フロントラインスプレー

3,600円

ノミ・マダニの駆除に有効なお薬です。スプレー後24時間でノミを、48時間でマダニを駆除します。効果は約1ヶ月持続し、シャンプーや雨の影響をほとんど受けません。使用後2日間は水浴を避けてください。

フィプロフォートスプレー

フィプロフォートスプレー

2,500円

フロントラインスプレーのジェネリック医薬品です。哺乳類には存在しない中枢神経に働きかけることにより、ペットの安全とダニ・ノミへの特異的効果を併せもちます。妊娠中や授乳期の母犬・猫にも使用できます。

コンフォティス

コンフォティス

10,100円

コンフォティス はノミ・マダニ駆除薬です。1回の使用で約1ヶ月間効果が持続します。摂取後30分で効き始め、4時間で100%の駆除効果が報告されています。少量のフードにまぜて与えて下さい。

コンフォティスプラス

コンフォティスプラス

12,400円

コンフォティスプラスはフィラリア・ノミ・マダニ駆除薬です。その他、犬回虫・犬鉤虫及び犬鞭虫の駆除もでき、有効成分のスピノサドとミルベマイシンオキシムを配合しています。これ1錠で内部寄生虫、外部寄生虫の多くを予防することができます。

アドボケート

アドボケート

5,000円

アドボケートはマダ二・条虫を除く寄生するほぼ全ての寄生虫に効果的なオールインワンの予防・駆除薬です。フィラリア予防や耳ダニ・ニキビダニヒゼンダニの予防と駆除に効果的です。

プラクティック

プラクティック

7,600円

プラクティックは、スポットオンタイプを採用して作られた犬用のノミダニ駆除薬です。 愛犬の体に寄生するノミやマダニを素早く駆除し、ノミやマダニによって引き起こされる病気を予防します。

フィプリストコンボ

フィプリストコンボ

4,900円

フィプリストコンボは、クルカ社が製造、販売しているペット用のノミダニ駆除薬です。 2種類の有効成分の働きによって、愛犬や愛猫に寄生するノミやマダニを駆除します。

ベクトラフェリス

ベクトラフェリス

4,800円

ベクトラフェリスは、ノミやマダニの繁殖とノミの再寄生を予防する猫用のノミダニ駆除薬です。 ジノテフランとピリプロキシフェンという成分が、愛猫に寄生するノミやマダニを駆除します。

ベクトラ3D

ベクトラ3D

5,100円

ベクトラ3Dは、ペットにとって害となる外部寄生虫に効果的なノミダニ駆除薬です。 主成分であるジノテフランとペルメトリンの作用によって、ノミやマダニの成虫を駆除して繁殖を抑えます。

フロントラインジェネリック

フロントラインジェネリック

2,700円

フロントラインジェネリックは、多くの飼い主様から愛されているフロントラインのジェネリック医薬品です。 本製品フロントラインジェネリックは、愛犬や愛猫の健康を害するノミやマダニを駆除する効果があります。

シンパリカ

シンパリカ

6,000円

シンパリカは、投薬時の負担が軽減されるように作られた犬用のノミダニ駆除薬です。 有効成分としてサロラネルが配合されており、ノミは投与から3時間、マダニは8時間で駆除効果が発揮されます。

キルティクス

キルティクス

5,200円

キルティクスは、首輪の形で作られたノミダニ駆除薬です。 残効性と即効性に優れたプロポクスルが、素早く全身に行き渡って体表中のノミやマダニを駆除します。

フィプロフォートプラス

フィプロフォートプラス

2,200円

フィプロフォートプラスはフロントラインプラスのジェネリック医薬品で、ペットに寄生して激しい痒みを引き起こすノミやマダニの繁殖を抑制します。効果は1ヶ月続くので毎月1度のお手入れで済みます。

ノミ・ダニ対策できてる?

ノミ・ダニは私たちの生活環境に潜む寄生虫で春~秋にかけて特に注意が必要です。
しかし、温かい屋内であれば1年を通して生活が可能であるため、冬でも寄生されるリスクはあります。
そのため、春~秋だけでなく1年を通して注意が必要です。一度感染してしまうと繁殖力の高さから完全な駆除には長い時間がかかってしまいます。
さらに、気づかないでいると病気を併発することもあるので、しっかり予防してノミ・ダニがつかないようにしてあげましょう。

ノミ・ダニ対策、駆除のための薬選びで迷っているなら徹底比較をしているこちらも参考に選んでみてください。

ノミ・ダニ駆除薬徹底比較

ノミダニ駆除薬の種類

スポットオンタイプ

ペットの首筋に投薬するだけで全身に広がりノミ、ダニからペットを守ってくれます。
薬液は24時間で全身に広がるため、薬液が浸透するまではシャンプーなどができなくなります。

フロントライン

フロントライン

ノミ・ダニ駆除薬といえばフロントラインというくらい有名な薬です。
有効成分のフィプロニルが24時間で全身に行きわたり、約12~18時間でノミの成虫を駆除できます。
さらにノミの卵の孵化と幼虫の成長を阻害する成分の(S)-メトプレンが配合されているので、ノミ・ダニの駆除だけでなくノミ・ダニの増殖を抑制します。
マダニも48時間以内にほぼ100%駆除することが可能です。
マダニを媒介とする様々な感染症は寄生後、48時間以降に感染リスクが高まるので、48時間以内に駆除できることによって、感染する前に駆除が可能です。
効果は1か月持続し、肩甲骨の間に滴下するだけのスポットオン式なので投与が簡単で薬嫌いのペットにも無理なく使えます。
またフロントラインは犬用、猫用どちらも取り揃えています。

ネクスガード

ネクスガード

CMでもお馴染みのネクスガードはフロントライン同様ノミ・マダニを駆除してくれるお薬です。
副作用がなく安全性も高いと言われており、ノミ・ダニともに効果は1か月続きます。

フィプロフォート

フィプロフォート

フィプロフォートはフロントラインのジェネリック医薬品(後発医薬品)です。
有効成分や効果はジェネリックであるため、元となっているフロントラインと全く同じです。
ペットに寄生して激しい痒みを引き起こしてしまうノミやマダニを駆除するだけでなく、繁殖を抑制してくれます。

メロニルプラス

メロニルプラス

メロニルプラスはフロントラインプラスのジェネリック医薬品です。
メロニルプラスはノミ、マダニを効率的に駆除してノミ・ダニ由来の症状を改善します。
また、ノミ・ダニの駆除だけでなく繁殖の抑制も可能な駆除薬になっています。

アドボケート

アドボケート

アドボケートはオールインワンの予防・駆除薬です。
マダ二・条虫を除くノミ・ダニ、線虫類(フィラリア感染幼虫・回虫・鉤虫)に対して高い駆除効果を発揮するので、フィラリア予防や耳ダニ・ニキビダニ・ヒゼンダニの予防と駆除に効果的です。

レボリューション

レボリューション

レボリューションは、ノミ・ダニ駆除や予防と共にフィラリア予防まで行える駆除薬です。
便利なスポットオンタイプなので、経口薬が苦手なペットに最適です。セラメクチンは犬や猫などに対し、非常に高い安全性を持つという結果もあるため、妊娠中・授乳中のペットにもご使用いただけます。

チュアブルタイプ

ビーフやポークなどのフレーバーが付けられた錠剤です。
薬嫌いの愛犬や愛猫にも、おやつとして食べさせたり、フードに混ぜて投与が可能になっています。
投与後は体の中から全身にくまなく有効成分が行き届くので、スポット剤で駆除が難しかった眼の周りや鼻先、指の間に隠れたノミ・マダニにも効果があります。

コンフォティス

コンフォティス

コンフォティスは、産卵前のノミやマダニを駆除することが可能です。
投与後30分から駆除効果が発揮され、4時間以内に100%のノミを駆除できます。
チュアブルタイプなので薬液が浸透するのを待つことなくシャンプーすることが可能です。

スプレータイプ

スプレータイプは安全性が高くフロントラインスプレーの場合、生後2日から使用できるため幼犬、幼猫の駆虫対策に最適です。

フロントラインスプレー

フロントラインスプレー

フロントラインスプレーはノミやダニの駆除だけでなく、ノミのライフサイクルを遮断する効果があります。
卵からの孵化や幼虫の成長を止めるため、産卵後に繁殖するのを防げます。
フロントラインスプレーを定期的に使用すれば家庭環境中のノミも清浄化できます。

フィプロフォートスプレー

フィプロフォートスプレー

フィプロフォートスプレーはフロントラインスプレーのジェネリック医薬品(後発医薬品)です。生後6週を過ぎた子犬や子猫、妊娠や授乳期の母犬や母猫に対しても安全に使用できるので安心です。

ノミとダニの違い

ノミ・ダニ駆除薬など合わせて紹介されることも多いノミとダニですが、その違いについて簡単に説明します。
まずノミについては草むらなどに生息しており、犬や猫が草むらに入った際に飛び移って寄生します。
そうして寄生された犬や猫がノミを家庭に持ち込むケースは少なくありません。
ノミの体長は約2mm程度となっており、肉眼でも確認できます。
一方、ダニはノミよりも小さく体長0.1~0.3mm程度であるため、肉眼で確認することは容易ではありません。
しかし、よく目を凝らせば見つけることは可能です。

ダニは、湿度60~80%、温度25~30度で繁殖しやすいといわれており、人間の垢などを餌にすることから寝具やカーペットなどに寄生していることが多いです。
それぞれの生態や症状について詳しく説明していきます。

ノミ

ノミの生態

ノミの種類や大きさ

ノミの種類はかなり多く猫や犬以外に人間や他の動物にも寄生します。
日本では主にネコノミが猫や犬に寄生します。
ネコノミは体長1~3mmで褐色の体色をしており、6本の脚があります。
ノミの成虫は動物の血液を好み、雄雌関係なく血を吸います。一方でノミの幼虫はノミの成虫の糞や人間のフケなどを食べ、血を吸うことはありません。
ノミのジャンプ力驚異的で、体長の60倍の距離と100倍の高さを飛ぶことが可能になっています。
この高いジャンプ力を持って、様々な動物に寄生します。

ノミの一生

ノミは卵、幼虫、さなぎ、成虫という4段階の成長段階を経て成長します。
そして、成長段階ごとに効果がある成分が違います。
また、ノミは吸血後2日程度で産卵を行うため、成虫のみを取り除いても生まれた卵から新たなノミが再び寄生、産卵というサイクルを行い、完全な駆除は容易ではありません。
それぞれの成長段階の特徴は以下の通りです。

1. 卵
大きさは直径0.5mm程度となっており肉眼で確認することは困難です。
犬・猫の体表にいる成虫から産み落とされますが卵の表面は滑らかなため、数時間以内には落下します。温度27度、湿度50%以上の環境下では約1~6日程度でふ化し幼虫になります。
2. 幼虫
大きさは第1齢幼虫で約2mm、第3齢幼虫になると4~5mm程度に成長します。1~2週間の間に2度の脱皮を繰り返します。ノミの成虫の糞を主な餌としていますが、幼虫同士で共食いすることもあります。
3. サナギ
サナギになってから約1週間で蛹化(ようか)と呼ばれる繭の中で蛹と呼ばれる成虫の一歩手前の状態まで成長します。その後、外の環境が温度24~32度、湿度78~80%という好適な条件になると初めて羽化します。外の環境が条件を満たさない場合は1年近くサナギのまま生存することもあります。
4. 成虫
こうして羽化したノミは成虫になります。大きさはオスが1.2~1.8mm、メスが1.6mm~2.0mmとややメスの方が大きいです。成虫は光や熱、二酸化炭素に反応して動物の体表に寄生して8分以内には吸血を開始します。オスメスどちらも吸血しますが、メスの場合は吸血後36~48時間以内に平均30個の卵を産卵します。
ノミの寄生先は犬や猫だけでなく人間も対象であるため、飼い主が感染して強い痒みに襲われることもあります。

寄生しているノミの見つけ方

ノミは2mm程度と小さいですが、非常に注意深く観察すれば肉眼でも確認は可能です。
しかし、犬や猫に寄生しているノミは犬や猫の被毛に隠れているだけでなく、素早い動きで気づかずに見過ごしてしまうことも少なくありません。
一番簡単な方法はノミ取りブラシなどの目の細かい櫛で被毛をといてあげてノミがひっついていないか確認します。ノミは動くので見つからないこともありますが、櫛でといた時に黒っぽい粒が引っかかったらノミの糞の可能性があります。
ノミの糞であるかどうかの判断は、濡れたティッシュに黒い粒を置きます。
暫くして、粒が解けてティッシュが赤茶色になれば、吸血したノミの糞であると判断できます。
糞が見つかった場合は、当然ノミに寄生されているという事なので、速やかな駆除が必要です。

また、以下のことが当てはまるとノミが寄生してる可能性があり注意が必要です。

  • 1. 外で遊ばせることが多い
  • 2. 換毛期でないのに毛が抜ける
  • 3. 皮膚に湿疹ができている
  • 4. 首やおなかなどに小さな黒っぽい粒がついている
  • 5. 体を掻いたり、噛んだりしてかゆそうにしている

猫はグルーミングでノミを食べてしまったり自分でとってしまうことがあります。犬よりも猫のほうがノミ被害を受けていることが多く、ノミが見当たらなくても寄生していることがあるので注意が必要です。日ごろから注意して犬・猫の状態をチェックしてあげるようにしましょう。

ノミの生息地

ノミは室内・室外どちらでも生息でき、特に暖房などで暖かな環境が整った室内では1年を通して生息が可能になっています。

室外
庭先や草むらなどの直射日光が当たらない暗くじめっとした環境を好みます。
室内
部屋の四隅や家具の間、ベッドの下など暗く湿った場所や絨毯、ソファー、ベッドの上などで多くみられます。室内は冬でも暖かく繁殖に適しています。
ノミに好適な環境が整うと繁殖力は驚異的で産卵直前のメスノミ10匹いれば30日後には2000匹に増殖し9万個以上の卵と10万匹以上の幼虫を生むといわれています。
ペットにノミが寄生しているのが見つかった時にはすでに室内に大量のノミが発生していることもあるので、環境対策を含めたノミ駆除対策を行う事が重要です。

症状・病気

ノミが寄生すると吸血されるだけでなく、様々な病気を引き起こします。また人にも害を及ぼす可能性もゼロではありません。

ノミが犬猫にもたらす病害

アレルギー性皮膚炎
ノミの唾液がアレルゲンとなって強いかゆみを伴う皮膚炎を引き起こします。
1匹に刺されただけでも発症することがあるので、できるだけ寄生されないようにすることが必要です。
爪実条虫症
ノミの体内に爪実条虫の幼虫が寄生していることがあります。
瓜実条虫はサナダムシのことで、ノミを媒介にしてサナダムシに感染するケースもあります。
瓜実条虫は、宿主であるノミをつぶすことで犬や猫の体内に入り感染します。下痢や体重減少などの症状を引き起こします。 爪実条虫症について詳しくはこちら
その他
上記以外にも、ノミが大量に寄生し吸血することによる貧血、毛づやの消失、かゆみなどによるストレス、かき傷により化膿性皮膚炎などになる場合もあります。

ノミが人間にもたらす病害

猫引っ掻き病(バルトネラ症)
ノミが媒介するバルトネラ菌が猫に引っかかれたり、噛まれたりすることで人に感染します。
猫ひっかき病は、リンパ節の炎症や発熱を引き起こします。
ノミ刺咬症
ノミの唾液がアレルゲンとなりかゆみや炎症を引き起こします。
爪実条虫症
犬・猫と同様にノミをつぶしたりすることで感染します。主に下痢などの症状がみられます。

治療・駆除方法

ノミの卵、幼虫、サナギ、成虫すべてを一度に駆除することは非常に困難です。
ノミを見つけて駆除するだけでは中々繁殖を止めることは難しいため、繁殖しないようにノミ駆除薬を使用しながら、環境面の改善が重要です。

飼育環境を衛生的に保ちましょう

室内を清潔に保つよう心がけましょう。先ほど【 ノミの生息地】で述べたようにノミは、部屋の四隅や家具の間、ベッドの下など暗く湿った場所や絨毯、ソファー、ベッドの上など犬猫が良く過ごす場所を好みます。
犬・猫が過ごす空間は頻繁に掃除機をかけるようにしましょう。

ノミ駆除薬を使いましょう

飼育環境を清潔に保ったら次はノミ駆除薬を定期的に投与するようにしましょう。
日本ではフロントラインが特に有名ですが、こちらは投薬すると24時間以内に体についているノミを駆除してくれます。また、効果が1か月続きその間のノミの成長を防ぎ、再寄生しないように予防することが可能です。

また、ノミの繁殖サイクルを断ってくれるノミ駆除薬が多い為、繁殖されても徐々にその数を減少させることが可能です。

月に1度のノミ駆除薬と日々の掃除でノミをしっかり駆除して、愛犬・愛猫を守りましょう!!

ダニ

ダニの種類

ダニは種類が多く、またどの家にも必ずいる寄生虫です。気密性が高く1年中温度変化の少ない室内はダニの温床です。
今回はその中でも犬や猫に寄生するダニについて紹介します。

  • ・マダニ
  • ・ニキビダニ
  • ・ヒゼンダニ
  • ・耳ダニ

上記の4つの種類はダニの中でも特に注意が必要なものです。それぞれ症状や駆除方法が異なるのでどのダニに寄生されているかしっかり見分けて対処する必要があります。特にマダニは体も大きく重い症状を引き起こすこともあるのでしっかり駆除してあげる必要があります。

マダニ

マダニはダニの中でも特に重篤な症状を引き起こすリスクがあります。
これは、愛犬や愛猫に対してだけでなく人に対しても非常に大きなリスクになります。
マダニによる健康被害から愛犬を守るために生態についてしっかり理解しておきましょう。

マダニの生態

マダニは一般に家の中に住むダニとは違って固い外皮に覆われ、大きさは吸血する前のもので約3~4mmあり、イエダニの8~10倍程度の大きさです。
日本に分布するマダニのうち犬に寄生するのは約20種類います。

ライフサイクル

1. 幼ダニ
最適な温度化では20~30日間で卵からふ化し動物に寄生します。体長約1mmで3~7日程度寄生しながら吸血し、地表へ落下して次の発育期へ脱皮します。
2. 若ダニ
体長は最大で約1.6mmに成長します。3~7日間の吸血後、地上に落下します。脱皮後1~2週間で動物に寄生できる状態になります。
3. 成ダニ
体長は雄雌ともに3~4mm程度で約1~2週間かけて吸血します。
4. 卵
吸血でいっぱいになったメスマダニは地上に落下して産卵します。2~3週間の間に2~3000個の卵を産み、生涯を終えます。
このようにマダニは発育期ごとに異なる宿主に寄生し吸血する「3宿主性マダニ」がほとんどです。マダニの一生のうち吸血期間は20~25日程度でそれ以外の期間は脱皮や産卵、動物への寄生の機会を待ちながら自然環境で生きています。

生息地

山の中や河川敷の草むらや道端の生い茂った草の中、緑の多い公園など草むらがあるところならどこにでもマダニは潜んでいます。
マダニが動物の体温、振動、二酸化炭素などで動物を感知し、草むらに近づいてきた犬に飛び移り寄生します。
草むらなどで皮膚や被毛にひっついたマダニはその後、皮膚表面にかみつき吸血します。この吸血の際にマダニが出す唾液にウィルスや菌が含まれている場合があります。
そうした場合、体内に菌やウィルスが侵入し感染症を引き起こします。
外に出るのが好きな犬ならみんな感染の恐れがあります。

症状・病気

マダニにかまれることにより以下のような病気にかかります。

貧血
マダニは、自分の何倍もの血液を吸血します。
そのため大量に寄生・吸血されると貧血を引き起こします。
アレルギー皮膚炎
マダニの唾液がアレルゲンとなって皮膚炎を引き起こします。
ダニ麻痺症
マダニの種類によっては唾液中に毒性物質を産生するものがいます。
そうしたマダニに吸血されると毒性物質により神経障害を引き起こす場合があります。
バベシア症
バベシア症とは、マダニによって媒介される原虫に感染することで起こる病気です。原虫が体内に入ると重度の貧血を引き起こし、病気が進行すると命を落とす危険性もあります。 バベシア症について詳しくはこちら
ライム病
ライム病は、マダニによってボレリアという細菌に感染して起きる病気です。感染してもほとんどの犬は症状が出ないですが、感染した犬のうちおよそ5%が多発性関節炎を発症します。 ライム病について詳しくはこちら
Q熱
人畜共通感染症のひとつであるQ熱は感染してもほとんど症状が出ない不顕性感染です。発症すると風邪に似た症状があらわれます。 Q熱について詳しくはこちら
その他にもリケッチア症( エーリヒア症、日本紅斑熱)などマダニを媒介とする感染症は多く、重篤化すると命にもかかわることがあり、しっかりとした駆除対策が大切です。

また、マダニは重症熱性血小板減少症候群(SFTS)と呼ばれる病気も媒介します。
こちらの病気は人に感染する病気で、重篤化すると非常に危険であり、致死率は1~3割と言われています。
実際に、死亡報告もある病気なので飼い主もマダニ対策必須と言えます。

治療・駆除方法

マダニは犬の体表に寄生しますが、被毛の少ない耳、目の周り、鼻の周り、胸部、内股部、肛門付近に特に寄生しやすいです。
吸血中はしっかり噛みついているので引っ張っても中々取れません。無理に取ろうとすると吸血する器官が皮膚内に残って化膿などの原因になります。
そのため、無理に取るのではなく医療用の専用ピンセットや駆除薬で除去します。
しかし、発見してからマダニの駆除を行った場合、すでに犬の体内に病原体が入り込んでいる可能性があります。マダニの寄生、感染症から愛犬を守るにはマダニの寄生を防いでくれるマダニ駆除薬の定期的な投与が大切です。

ニキビダニ

ニキビダニの生態

ニキビダニは犬の毛穴に寄生するダニで体長0.2~0.3mmほどの大きさです。毛根を包む毛包に潜むため「毛包虫」ともいわれています。
人間にもニキビダニが寄生していますが、人と犬間での感染はありません。また、感染犬から他の犬への感染もないと言われており、生まれたばかりの子犬がニキビダニに寄生している母犬に寄り添い母乳を吸うなどの濃密な接触によって感染するといわれています。
ニキビダニが寄生するとアカラス症とよばれる皮膚病を発症することがあります。
アカラス症は重篤化すると命の危険もあり注意が必要な病気ですが、ニキビダニが寄生しているからといって必ずしも発症することはありません。
ダニの寄生だけでなく、宿主である犬の体力や免疫力の低下、遺伝的要素や基礎疾患など様々な要素が絡まり合って発症すると言われています。
そのため通常はニキビダニが寄生してもアカラス症を発症することはありません。

症状・病気

アカラス症とは、ニキビダニ(犬毛包虫)とよばれる寄生虫が、犬の皮膚に寄生することで発症する皮膚病です。
局所性と全身性の症状があり、局所性では目や口の周り、前足などが感染しやすく、幼犬によくみられます。脱毛やフケが増えますがかゆみはありません。
しかし、これらの症状を放置すると二次的に細菌に感染して皮膚の化膿や出血、ひどいかゆみが起こり局所的だった症状が全身にひろがることもあります。

全身性の症状も幼犬に多く見られますが、自然治癒するケースが少なくありません。
しかし、成犬が発症すると完治は難しく重篤化して生涯にわたって治療が必要になることもあります。
最悪のケースでは弱った皮膚から細菌が侵入し、敗血症を発症するなどして命の危険が生じることもあります。

治療・駆除方法

薬浴や駆虫薬を投与しニキビダニの駆除を行います。膿皮症などの細菌感染を起こしている場合は抗生物質を投与します。
アカラス症は再発する場合も多くニキビダニの完全駆除も難しいため、長期間の治療を根気よく続けていく必要があります。
アラカス症は体力や免疫力が低下すると発症のリスクが高まります。免疫力の向上を意識して運動や食事に気を配ることが予防につながります。また皮膚の変化など気になることがあればすぐに病院で診察をうけ、普段から皮膚や被毛を清潔に保つようにしましょう。

ヒゼンダニ

ヒゼンダニの生態

ヒゼンダニは非常に小さいダニで肉眼では見えません。卵から幼虫、若虫を経て成虫になります。
人の体温である36度ほどが最も生活しやすく、人体から離れると動きが鈍くなり16度以下では動くことすらできなくなります。
ヒゼンダニは皮膚の角質層に生息しています。
成虫が角層に穴を掘り産んだ卵は3~4日でふ化し幼虫になり穴から出て動き回るようになります。
幼虫は脱皮を繰り返し若虫、成虫へ成長しやがて産卵します。
この卵のふ化から成虫になって産卵するまでに必要とする期間は2週間程度と言われています。
角質層に小さな穴を掘ることによって、非常に強い痒みを発生させます。
その痒みを掻爬することで、炎症などが二次的に発生したりします。
この症状を「疥癬」と呼びます。
疥癬は犬以外にも人やその他動物にも感染するため、愛犬が疥癬を発症した場合は、すぐに隔離し、感染が拡大しないよう対処しなければなりません。

疥癬の感染経路は主に感染している動物との接触が多いため、多頭苅の場合はペット同士のふれあいで感染、ブラシなどを共用している場合はブラシを介して感染するといったことがあります。

直接感染している動物に接触してなくても感染する場合もあります。
それが、動物病院やペットホテル、ペット美容室などの利用です。
そうした施設やサービスを疥癬を発症した動物が出入りすることで感染が拡大することもあります。

症状・病気

疥癬は死に至る病気ではありません。
しかし、愛犬の体力を奪いかき傷などから最近感染してしまうこともあり危険な皮膚病です。

感染してもすぐにかゆみなどの症状が出るわけではなく、2~6週間の潜伏期間を経て症状が現れます。
初期では目の周り、耳、肘、かかと、腹回りなどあまり毛が生えていない部分に発心が見られるようになります。その後、徐々に赤身を伴いながら脱毛・かゆみへと発展していきます。
重度の症状になると全身に激しいかゆみを伴い、かきむしることで皮膚が傷つきフケやかさぶた、脱毛、出血が見られるようになります。
また象の皮膚のように固くなり傷口などから細菌が侵入し二次感染を起こすこともあり、傷口から化膿し腫れあがり痛みを伴うことも多くあります。

治療・駆除方法

患部に対する治療

疥癬の症状は他の皮膚病と非常に似ているため、まずはどの皮膚病なのかをしっかり鑑別することが大切です。疥癬だとわかった段階で適切な処置をしていきます。
まずは患部に直接殺虫効果のある薬剤を塗布していきます。また専用のシャンプーで殺虫することもあります。傷口が損傷している場合、痛みを伴うので獣医師の指導のもと行うようにします。また、毛量が多い犬の場合は全身の毛を刈ってから処置をする場合もあります。

投薬治療

疥癬に効果のある内服薬や外用薬を使用して疥癬を殺虫していきます。化膿している場合や炎症を起こしている場合は抗生物質や痛み止めも併用して治療します。

環境改善

薬を使った治療と併用して環境改善も必須です。
多頭飼いの場合は、発症した犬と他の犬の飼育環境を分断します。
非常にむごいような気もしますが、疥癬が更に広がるのを防ぐためには必要な事になります。
また、不衛生な飼育環境では疥癬が発生しやすいのでヒゼンダニが発見されたら、室内の徹底的な掃除も必要です。

症状が改善されても、実は潜伏期間である場合があるため、自己判断で治療を終了せずに必ず完治するまで継続的に治療を行う事が必須です。
犬の疥癬は感染スピードが速く潜伏期間があるため、気づかずに感染が拡大してしまうことも多いです。一度皮膚が荒れてしまうと駆虫後も皮膚の状態が改善するまでには時間がかかってしまうので暖かくなる前にダニ予防をしっかりしておいてあげることが大切です。

耳ダニ

耳ダニの生態

耳ダニは「耳疥癬」や「ミミヒゼンダニ」と呼ばれることもあり、犬や猫をはじめ様々な動物の耳の中だけに生息する小さなダニです。
体長0.2~0.3mm程度で一度寄生すると耳垢などを食べて生涯を耳の中で過ごします。たくさんの卵を産卵します。
耳の痒みを取り除こうと、犬や猫が頭を振ったり掻いたりすることで、卵が生活環境のあちこちにまき散らされます。
卵は環境によっては2~4日で孵化し、幼虫になります。
幼虫は3週間ほどで成虫へと成長します。
そして、成虫の寿命は約2か月であるため、長い期間寄生のタイミングをうかがっています。

耳ダニの繁殖能力は非常に高く、親犬や猫が耳ダニに感染していると生活環境にたくさんの卵が散らばり必ずと言っていいほど子犬や子猫など同じ生活環境にいる動物も感染してしまいます。
ですので、多頭飼いなどで1匹でも耳ダニに感染してしまうとすぐに感染が広がってしまいます。もし1匹でも耳ダニに感染してしまったら他の犬猫も同時に治療を行う必要があります。
その他にも散歩中に耳ダニに感染している動物と接触した場合など飼い主が卵や幼虫を持ち帰ってしまうことも感染の原因になります。

症状・病気

耳ダニの症状として激しいかゆみがあります。頻繁に頭を振っていたり、耳を掻いたり、壁や地面に耳をこすりつけるような仕草がみられます。
耳を激しく搔いてしまうことで皮膚を傷つけて細菌性の外耳炎や皮膚炎を起こすことも多いです。

外耳道には耳ダニの糞や分泌液などが混ざった黒っぽいカサカサした耳垢が大量に溜まります。
この黒い大量の耳垢が耳ダニに感染している最大の特徴になります。
耳ダニの数が多いと外耳道の入り口まで耳垢でいっぱいになる痒みがますますひどくなります。
この痒みによるストレスで鬱や食欲減退などの全身症状を起こすこともあるため、適切な駆除が必須です。
駆除せずに放置すれば、外耳炎や中耳炎、内耳炎を併発し治療がより困難になってしまいます。
また、頭が傾いたままになる斜頸と呼ばれる症状や同じ場所をグルグル回ってしまう運動失調、耳の搔きすぎで耳介の皮膚と皮膚の間の血管が破れて血液が溜まる耳血腫になることもあります。

小さなダニですが油断するととても重篤な状態へと発展する可能性があります。
耳ダニの感染が疑われる場合はすぐに動物病院に連れて行くか、適切な駆除薬を用いて駆除しましょう。

治療・駆除方法

耳ダニの感染が認められたら再感染を防ぐために家庭内にいる他の犬や猫も同時に治療を行います。
まずは耳の中を洗浄し耳ダニの生息個体数を極力減らします。耳垢がたまっていると耳ダニの食料となり活動が活発化してしまうことと、耳垢に隠れて駆除効果が低下してしまうため、耳をきれいにしましょう。
次にダニ駆除薬を最低3週間、一定間隔で投与して駆除していきます。
ある程度かゆみが収まったとしても途中で治療をやめずに最後まで続けることが必要です。ダニ駆除薬は成虫と幼ダニは殺虫できますが、卵には効果がありません。
そのため、卵がなくなるまで治療しないと、卵が孵化してダニが増えて産卵して卵が産みつけられて振り出しに戻ってしまいます。
また引っ掻き傷によって起こった2次的な皮膚炎や外耳炎については耳ダニの治療と合わせて抗生物質や消炎剤も使用します。

最後に生活環境にいるダニの卵を完全に殺虫するために室内の清掃やマット・シーツなどの洗濯・消毒を行い、耳ダニの感染を防ぎましょう。
定期的なダニ駆虫薬の投与と生活環境を清潔に保ち、愛犬・愛猫を耳ダニから守りましょう。

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